関節裂隙の超音波画像
UJS(超音波上の関節裂隙:←→ )に左右がみられる。
小児期におけるUJSは3~13歳の平均が6mm前後である。
本症例では左も若干広いが、負荷がかかったためと思われる。
a:初診時。右股関節UJS 15.2mm、左UJS 9.1mm
b:初診から6日後。右股関節UJS 9.6mm、左UJS 8.5mm
c:初診後17日後。右股関節UJS 7.4mm、左UJS 6.4mm
時間の経過とともに次第にUJSの減少がみられた。
UJS:ultrasonic joint space
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単純性股関節炎 診断と治療のアルゴリズム
この時期における鑑別診断でもっとも重要なのは化膿性股関節炎とペルテス病、大腿骨頭すべり症などである。これらの見落としをしない様に血液検査結果とエックス線画像に注意を払う必要がある。
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