未治療の喘息の臨床所見による重症度分類(成人)
未治療の喘息の重症度は軽症間欠型、軽症持続型、中等症持続型、重症持続型の4段階に分かれる。
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p8.表1-7、協和企画、2021.
喘息コントロール状態の評価
コントロール不良または不十分で、症状が毎週あるいは毎日の場合は吸入手技と服薬アドヒアランスを確認したうえで、必要に応じ治療ステップのステップアップ(1~2段階)を行う(治療ステップ[ID0702])。
なお、発作治療は別のアルゴリズム参照のこと。[ID0703][ID0704]
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p107.表6-6、協和企画、2021.
現在の治療を考慮した喘息重症度の分類(成人)
治療されている喘息患者の重症度は、現在の治療ステップとその治療下における患者の症状から判定する。
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p113.表6-9、協和企画、2021.
未治療患者の症状と目安となる治療ステップ
初期治療を症状の重症度([ID0602])を参照に選択する方法もある。症状の頻度で簡略すると、毎週でないのが軽症間欠型(治療ステップ1)、毎週だが毎日出ないのが軽症持続型(治療ステップ2)、毎日だが日常生活に支障がないのが中等症持続型(治療ステップ3)、日常に支障を来しているのが重症持続型(治療ステップ4)となる。 (治療ステップの各治療[ID0702])
なお、発作治療は別のアルゴリズム参照のこと([ID0703][ID0704])。
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p110.表6-8、協和企画、2021.
喘息治療ステップ
治療開始(または変更後)は、1~2(4)週間後に再受診する様に指導して、コントロール不良であれば治療のステップアップを考慮する。(コントロール状態の評価 [ID0603])いったん3カ月から6カ月の間コントロールができれば、治療のステップダウンも考慮する。なお、発作治療は別のアルゴリズム参照のこと([ID0703][ID0704])。
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p109.表6-7、協和企画、2021.
喘息発作の強度と目安となる発作治療ステップ
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p125.表6-12、協和企画、2021.
喘息の発作治療ステップ
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p126.表6-13、協和企画、2021.(改変あり)
喘息診断フロー
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p. 4 表1-2、表1-3、p. 5 表1-4、p. 6 図1-2、表1-6、協和企画、2021.(改変あり)
バイオマーカーで分類したコントロール不良な成人重症喘息の治療選択
出典
1:
日本喘息学会作成、相良博典/東田有智監修:喘息診療実践ガイドライン2022, 協和企画, 2022: p. 39 図4-9を一部改変