関節液の検査項目
採取した関節液は①外観や性状、②顕微鏡検査による結晶や細菌のチェック、③細菌培養や生化学検査の3つに分けて分析する。
出典
1:
山田浩基:膝の痛みクリニカルプラクティス 整形外科臨床パサージュ2. 中山書店、2010;124
関節液の分類
関節液の炎症性が高くなるにつれて、色調は混濁して粘稠性は低下してくる。また関節液の量も増加して細菌数(特に白血球)が増加してくる。化膿性関節炎では膿性になり細胞数も50,000/mm
3
以上となる。
出典
1:
山田治基:膝の痛みクリニカルプラクティス.整形外科臨床パサージュ.2. 中山書店, 2010;124 より
2:
上記文献に掲載される表は McCarty DJ. Synovial fluid. In: Koopman WJ, Moreland LW, editors. Arthritis and Allied Conditions.15th edition. Philadelphia: Lippincott Williams & Wilkins; 2005. P.63-82. を基に作成された
膝関節腫脹を来す鑑別疾患
出典
1:
著者提供
針状の痛風結晶
針状の尿酸結晶を多く認める。
出典
1:
著者提供
痛風性膝関節炎にて関節軟骨に沈着した痛風結晶
大腿骨、脛骨の関節軟骨表面および半円板にも痛風結晶の沈着を認める。
出典
1:
著者提供
高信号と低信号が混在した膝窩部の腫瘤
膝窩部に低信号の大きなPVSの腫瘤を数個認める。
出典
1:
著者提供
鏡視下滑膜切除
a:切除前
b:切除後
出典
1:
著者提供
膝窩部の腫瘤摘出
膝窩部の切開手術によるPVSの摘出
出典
1:
著者提供
限局型のPVS
a:MRI画像所見
b:鏡視所見
出典
1:
著者提供
混濁腫大した滑膜組織
混濁して充血した化膿性関節炎による滑膜組織
出典
1:
著者提供
術前X線
a:臥位
b:立位
出典
1:
著者提供
骨移植を併用した人工関節置換術
脛骨内側の欠損部に骨移植を併用して人工膝関節置換術を行った。
出典
1:
著者提供
鏡視所見
膝前顆間区にみられた遊離する白色の軟骨腫
出典
1:
著者提供
膝蓋上包の軟骨腫塊
膝蓋上包にみられる多数の集積した軟骨腫症
出典
1:
著者提供