症例1:リウマチ性三尖弁狭窄症(TS)
右室を中心に描出したくずれた4腔断面像。リウマチ性僧帽弁狭窄症に合併する三尖弁狭窄症である。三尖弁の弁尖と腱索が肥厚しており、腱索の短縮と弁交連癒着による拡張期開放制限(doming形成)がみられる。
症例1:リウマチ性三尖弁狭窄症(TS)と閉鎖不全症
リウマチ性TSカラードプラー画像。拡張期に右室流入血流が加速されており(赤い色の血流の中心が青色になっており、速い血流を表している)。高度の三尖弁逆流を伴う。
三尖弁狭窄症の右室流入血流波形
右室流入血流の速度が2m/秒を超え、右房—右室の平均圧較差は7~10mmHgである。心房細動で先行するR-R間隔によって圧較差が変わることも知っておきたい。
出典
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