開放性湿潤療法であることから、浸出液のコントロールがまず重要となるため、このように評価しながら使用する基材を変えていくことの目安を示すことが必要であった。
介護面を大きく担う介護職との連携では、湿潤療法の理解を得ることに注力した。
実際の基材を変更するのは、当初から看護師で行っている。
この数年での取り組みの中で、2名がポリエチレン素材に不適合な状態があった(皮膚過敏症による接触皮膚炎)。いずれもステロイドを服用しており、ポリエチレン密着部位がそのまま発赤してしまったという事例であった。まれなケースではあるが、周囲の皮膚の観察も十分に行うことが基本となる。