在宅人工呼吸管理に関する診療報酬
a:在宅人工呼吸管理に関する診療報酬(平成
28
年度)
b:在宅人工呼吸管理を行う医療機関に求められている要件
出典
1:
平成28年厚生労働省告示保医発0304第3号 (www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000114848.pdf )を加工して作成
2:
平成28年厚生労働省告示保医発0304第3号 (www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000114848.pdf )を加工して作成
在宅人工呼吸療法導入の流れ
出典
1:
著者提供
在宅で使用される人工呼吸器の例
在宅で使用される人工呼吸器の例
a:
クリーンエアVELIA(フクダ電子・フクダライフテック)
b:HT70(ニューポート)
c:Trilogy(フィリップス・レスピロニクス合同会社)
示したもの以外にも、在宅で使用されている機種は多数ある。
多くの人工呼吸器は日本語表示となっている。
性能に大きな差はないと考えられている。
サイズ・形状は異なることが多い。
使用する回路が異なることが多い。
出典
1:
著者提供
設定方法の一例
(A)SIMV
①1回換気量
②呼吸数
③呼吸時間
④プレッシャー・サポート(pressure support、PS)
⑤呼気終末陽圧換気(Positive Endexpiratory Pressure、PEEP)
⑥圧トリガー
出典
1:
著者提供
気管断面(気道の形状)
気管の断面は正円形ばかりではなく、図に示すように多様である。
カフの大きさの違いによる圧のかかり方
図に示すように、小容量のカフを使用した場合には、カフと気管の間に隙間はできてしまう。
大容量のカフを使用することで気管との隙間を埋めることができる。その際には気管に沿うためにはカフが薄い必要もある。
HMV患者の多くは球麻痺(誤嚥傾向)を伴っている場合が多く、唾液を誤嚥しそれが喀痰吸引の原因になる場合が多い。
大容量カフを使用することで、吸引回数を減少させることが可能である。
気管カニューレの種類(診療報酬上での分類)
出典
1:
平成28年厚生労働省告示第56号(http://www.mhlw.go.jp/file.jsp?id=335775&name=file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000114831.pdf )を加工して作成
気管カニューレの固定
a:ネックホルダーで固定する。
b:体位交換などで気管カニューレと回路が外れてしまう場合があるために、ゴムなどで補助することがある。咳嗽が強い場合には、回路が外れないと気道内圧が高くなりすぎて危険な場合があるので、全例に適応になるわけではない。神経筋疾患の場合には咳嗽が弱い、もしくはない場合が多いので、使用することが多い。使用するゴムは特殊なものではなく、一般的に発売されているヘアゴムなどを使用している。
c:両サイドに指が1本ずつ入る程度に固定する。強く締めすぎると顔面浮腫の原因になる。
d:気道食道分離(喉頭摘出術)を行っている場合には、気管カニューレが上方へ動き事故抜去しやすいので、横方向に加えて、下方向へ引っ張ることも必要になる。この例では、弾性包帯は背部から脇の下を通っている。
出典
1:
著者提供
気管カニューレ留置に伴う合併症1
a:気管カニューレは、「カフと気管」「カニューレと気管切開口」で固定されている。
b:頚部が後屈している場合には、気管切開口が下方向へ傾くことが多い。
c:気道食道分離(喉頭摘出術)を行っている場合は、上方の気管切開口はなく上方向への力が働いてしまう。
d:頭頚部の不随意運動がある場合などは気管切開口は拡大する。頚が細くネックホルダーなどで強く締めた場合には後方への力が働き、傾く原因となる。
出典
1:
著者提供
気管カニューレ留置に伴う合併症2
a:気管カニューレは種々の原因で傾くことがある。先端が前方を向くことが多い。同じ種類のカニューレを使用していると、同じ位置に固定され吸引チューブが同じ場所にあたることになる。その位置に吸引肉芽を作ることがある。「吸引チューブが何かに当たり奥まで入らない」「気道内圧が高い」場合などは、吸引肉芽を疑う。
b:ガーゼなどを使用し、気管と気管カニューレが並行になるように調整する。
c:この例では、ガーゼを5枚使用することで、気管と気管カニューレが並行になることを確認している。
出典
1:
著者提供
気管カニューレ留置に伴う合併症3
a:気管カニューレの先端が前方へ向いていることがわかる。その先に肉芽が形成されている。
b:気管支ファイバーによって、吸引肉芽を確認。
出典
1:
大阪医科大学神経内科・木村文治先生ご提供
唾液の漏出に伴う皮膚の浸軟と発赤、ノッチの形成
出典
1:
著者提供
意思伝達装置の接続例
出典
1:
著者提供
在宅で使用される排痰補助装置の例
a:E70(フィリップス・レスピロニクス合同会社)
b:コンフォートカフ プラス
(
パシフィックメディコ
)
c:コンフォートカフ プラスのパーカッションベスト
(
パシフィックメディコ
)
在宅人工呼吸管理に関する診療報酬
a:在宅人工呼吸管理に関する診療報酬(平成
28
年度)
b:在宅人工呼吸管理を行う医療機関に求められている要件
出典
1:
平成28年厚生労働省告示保医発0304第3号 (www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000114848.pdf )を加工して作成
2:
平成28年厚生労働省告示保医発0304第3号 (www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000114848.pdf )を加工して作成