離島在宅医療
沖縄宮古島の北東にある人口約50人の大神島。島への交通は1隻の定期便のみ。当然、医療機関はない。
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沖縄の離島の患者と看護師
在宅医療の果たす役割は大きいが、医師や看護師の確保や予算の確保など困難な問題が多い。
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医療器具
医療器具はできるだけコンパクトに装備する。
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航空搬送
民間ヘリによる患者航空搬送(防災医療航空支援の会[AMSAD])
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船舶
専用の船舶を使用することで、移動時間を自由にとることができるが、安全な航海には習熟が必要である。
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水上オートバイの運搬
水上オートバイは、手軽に陸送して最短距離で小離島へ移動することができるが、搭載能力は小さい。
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離島の坂を徒歩で患者宅に向かう
島内には交通機関がなく、雨の日に大神島の急坂を登るのは一苦労である。天候が変わりやすく、強風が吹くため、傘は役に立たない。
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離島の人口
a:離島の人口推移(S30~H17) b:全部離島の人口の推移(H2~22) c:離島と他の条件不利地域などの人口推移の比較(H2~17)
昭和30年から平成17年までの人口の推移をみると、全国の人口は約4割増加している一方、離島の人口は5割以上減少している。
直近の動向を全部離島ベースでみると、減少傾向が続いていることが伺われる。
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[http://www.mlit.go.jp/common/000190753.pdf離島の現状について 平成24年国土交通省国土政策局離島振興課 資料2 平成22年2月]
離島の高齢者比率
a:離島と他の条件不利地域などの高齢者比率の比較(H17) b:全部離島の高齢者比率の推移(H2~22)
離島の高齢者比率は、33%であり、他の条件不利地域と比較して高い。
平成2~22年の20年間の推移を全部離島ベースでみてみると、高齢者比率が19%から34%へ上昇している。
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[http://www.mlit.go.jp/common/000190753.pdf離島の現状について 平成24年国土交通省国土政策局離島振興課 資料2 平成22年2月]
離島の産業
a:離島における産業分類就業者数の推移 b:全国における産業分類就業者数の推移(参考)
離島の就業者数は、第1次産業が、昭和60年~平成17年にかけて約半減しており、落ち込みが激しい。
産業分類別就業者数の構成としては、第3次産業が高い構成率である。
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[http://www.mlit.go.jp/common/000190753.pdf離島の現状について 平成24年国土交通省国土政策局離島振興課 資料2 平成22年2月]
小離島の在宅医療
沖縄宮古島の北東に位置する大神島は、人口50人未満の限界集落である。
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ポケットエコーによる熱発の原因精査
訴えの少ない高齢者の熱発原因精査には、尿路、胆道系を中心とした胸腹部の超音波検査がきわめて有用である。
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肝内胆管拡張
肝内に血流のない脈管を認める。肝内胆管拡張像である。
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総胆管結石
ポケットエコーによる検査で、総胆管内に結石嵌頓像が認められた。
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海で遊ぶスタッフ
レジャーやスポーツを通じて、スタッフの親睦を深める。
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ポケットエコーと防水パック
ポケットエコーなどの機器を離島に携帯する場合には、防水パックに収納すると水没を防げる。
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離島の在宅医療(アルゴリズム)
医療機関がない小離島からの緊急往診依頼があった場合、必ずしも都合のよい定期便が確保できるとは限らない。安全かつ効率よく小離島へ往診するには、さまざまな交通手段を検討する必要がある。地域や医療機関の特性、時間帯や天候の状況に応じて、最も適切な交通路を確保する。
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