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白板症の治療アルゴリズム

白板症における治療指針
 検査としては、まず擦過細胞診を施行する。検査結果がClass III未満の場合、必要ならば外科的切除術またはその発生誘因を精査し、誘因に対する処置を行い、白板症の反応を評価する。白板症が改善・消失した場合は、定期的な経過観察を施行する。Class III以上では組織生検を施行する。病理組織検査結果で、上皮の高度異形成症または癌と診断された場合は、口腔外科専門診療科などの高次医療機関に精査依頼を行う。中等度以下の上皮異形成症の場合は、外科的切除術を施行し、切除物を病理組織検査に提出する。病理組織検査結果の悪性度(異型度)により後治療が必要なこともある。
出典
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1: 著者提供

白板症:平坦型(leukoplakia simplex)

左:左舌縁の平坦型白板症
右:病理写真
病理組織所見:角化層が肥厚した重層扁平上皮であり、上皮下組織には軽度の炎症性細胞浸潤がみられる。
病理組織診断:過角化症
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1: 著者提供

右舌白板症

左:口腔内写真
右:病理写真
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1: 著者提供

白板症:隆起型(leukoplakia verrucosa)

左:左下顎歯肉の隆起性白板症
右:病理写真
病理組織所見:表層は過錯角化を呈し、棘細胞層が肥厚した重層扁平上皮が認められる。
病理組織診断:上皮過形成症
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1: 著者提供

右上顎歯肉~口蓋部白板症の所見

ミラー使用。
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1: 著者提供

白板症の治療アルゴリズム

白板症における治療指針
 検査としては、まず擦過細胞診を施行する。検査結果がClass III未満の場合、必要ならば外科的切除術またはその発生誘因を精査し、誘因に対する処置を行い、白板症の反応を評価する。白板症が改善・消失した場合は、定期的な経過観察を施行する。Class III以上では組織生検を施行する。病理組織検査結果で、上皮の高度異形成症または癌と診断された場合は、口腔外科専門診療科などの高次医療機関に精査依頼を行う。中等度以下の上皮異形成症の場合は、外科的切除術を施行し、切除物を病理組織検査に提出する。病理組織検査結果の悪性度(異型度)により後治療が必要なこともある。
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1: 著者提供

白板症:平坦型(leukoplakia simplex)

左:左舌縁の平坦型白板症
右:病理写真
病理組織所見:角化層が肥厚した重層扁平上皮であり、上皮下組織には軽度の炎症性細胞浸潤がみられる。
病理組織診断:過角化症
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1: 著者提供