微小変化型ネフローゼ症候群(MCNS)の治療アルゴリズム
MCNSに対する治療アルゴリズムを示す。MCNS では初回の経口ステロイド療法により高い寛解率が得られる。寛解が得られない場合は、FSGSをはじめとする他の疾患の存在を検討すべきである。
出典
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エビデンスに基づくネフローゼ症候群診療ガイドライン 2020、P48、図1
巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)の治療アルゴリズム
FSGS において、経口ステロイド療法は20~50%台の寛解導入率を示す。寛解しない場合にはシクロスポリンをはじめとする免疫抑制薬を併用する。
出典
1:
エビデンスに基づくネフローゼ症候群診療ガイドライン 2020、P51、図2
膜性腎症(MN)の治療アルゴリズム
ネフローゼ症候群を呈する例には、初期治療としてステロイド単独あるいは免疫抑制薬(シクロフォスファミドかミゾリビン(もしくはシクロスポリン))との併用を行う。
出典
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エビデンスに基づくネフローゼ症候群診療ガイドライン 2020、P53、図3