ピロリ菌感染症の検査法
通常、ピロリ菌感染症の除外のためには、二種類の機序の異なる検査を行う必要がある(感度、特異度は国により異なる)。
参考文献:
ピーター・R. マックナリー:消化器病シークレット. メディカルサイエンスインターナショナル, 2007
日本ヘリコバクター学会ガイドライン作成委員会編:
H. pylori
感染の診断と治療のガイドライン2016改訂版. 先端医学社
出典
1:
著者提供
胃炎の京都分類
出典
1:
春間賢監修、加藤元嗣、井上和彦、村上和成、鎌田智有編:胃炎の京都分類改訂第3版、日本メディカルセンター、2023;21. 一部改変
ラベキュアパック
一次除菌(PPI+AMPC+CAM)の3剤がひとまとめになったラベキュアパックがある。
出典
1:
EAファーマ株式会社:ラベキュアパック400、ラベキュアパック800
ラベファインパック
二次除菌(PPI+AMPC+MNZ)の3剤がひとまとめになったラベファインパックがある。
出典
1:
EAファーマ株式会社:ラベファインパック
ボノサップパック
一次除菌(P-CAB+AMPC+CAM)の3剤がひとまとめになったボノサップパックがある。
出典
1:
武田薬品工業株式会社:製品情報 ボノサップパック400・800
ヘリコバクター・ピロリ感染症の診療アルゴリズム
内視鏡検査でヘリコバクター・ピロリ感染症を疑う患者には、6項目の検査から、一つ検査を選択する。
もし、検査が、陰性の場合には作用機序の異なる検査を追加する。
診断後、一次除菌療法を行う。一次除菌療法に失敗した場合には、二次除菌療法を用いる。
出典
1:
武田薬品工業株式会社:保険診療におけるヘリコバクター・ピロリ感染診断から一次、二次除菌療法、判定までのフローチャート
ピロリ菌血清抗体を加味した効果的な胃がん検診法と除菌を組み合わせた包括的胃がん予防のための推奨指針
出典
1:
日本ヘリコバクター学会:ピロリ菌血清抗体を加味した効果的な胃がん検診法と除菌を組み合わせた包括的胃がん予防のための推奨指針、2017. 一部改変