日本膵臓学会およびUICCによる膵癌のTNM分類
出典
1:
日本膵臓学会編:膵癌取扱い規約 第7版、金原出版、2016, p2-4.
2:
James D Brierley, Mary K Gospodarowicz, Christian Wittekind編、UICC日本委員会TNM委員会訳:TNM悪性腫瘍の分類 第8版 日本語版、金原出版、2017、p94.
日本膵臓学会およびUICCによる膵癌のステージ分類
出典
1:
日本膵臓学会編:膵癌取扱い規約 第7版、金原出版、2016、p45, 表4.
2:
James D Brierley, Mary K Gospodarowicz, Christian Wittekind編、UICC日本委員会TNM委員会訳:TNM悪性腫瘍の分類 第8版 日本語版、金原出版、2017、p95
ゲムシタビン
制吐剤の予防投与を行う場合は、通常ゲムシタビンの投与前に生理食塩水+デキサメタゾン6.6mg 点滴注射 0.5時間を投与する。
週1回投与を3週連続し、4週目休薬を1コースとして投与を行う。
出典
1:
古瀬純司先生ご提供
ゲムシタビン+エルロチニブ併用療法
ゲムシタビンは週1回投与を3週連続して4週目休薬。
エルロチニブは連日朝食前に経口服用を行い,4週を1コースとして投与を行う。
出典
1:
古瀬純司先生ご提供
S-1(テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤)
投与量:80 mg/m
2
(S<1.25 m
2
: 80mg、1.25<S<1.5 m
2
: 100mg、S>1.5 m
2
: 120mg/日)、
投与期間:朝夕分2内服、第1-28日内服、第29-42日休薬、6週ごとに繰り返す。
出典
1:
古瀬純司先生ご提供
FOLFIRINOX療法の治療スケジュール
オキサリプラチン: 85 mg/m
2
、120分で点滴静注
レボホリナート: 200 mg/m
2
、120分で点滴静注
イリノテカン: 180 mg/m
2
、90分で点滴静注
5-FU急速静注: 400 mg/m
2
、急速静注
5-FU持続静注: 2400 mg/m
2
、46時間で持続静注
を2週ごとに繰り返す。
制吐剤は、高度催吐性化学療法として、ニューロキニン1受容体拮抗薬、セロトニン3受容体拮抗薬、デカドロンを使う必要がある。
出典
1:
古瀬純司先生ご提供
modified FOLFIRINOXの治療スケジュール
オキサリプラチン: 85 mg/m
2
、120分で点滴静注
レボホリナート: 200 mg/m
2
、120分で点滴静注
イリノテカン: 150 mg/m
2
、90分で点滴静注
5-FU持続静注: 2400 mg/m
2
、46時間で持続静注
2週ごとに繰り返す。
5-FU急速静注を削除し、イリノテカンを150 mg/m
2
に減量して治療を開始する。骨髄抑制の軽減が得られているが、非血液毒性は原法とそれほど変わらず、悪心・嘔吐に対する対策はしっかり行う必要がある。
出典
1:
古瀬純司先生ご提供
ゲムシタビン+ナブパクリタキセル併用療法の治療スケジュール
ナブパクリタキセル125 mg/m2を点滴静注後、ゲムシタビン1000 mg/m
2
を点滴静注する。これを週1回3週連続施行後1週休薬の4週を1コースとして継続する。
制吐剤の予防投与は、生理食塩水+パロノセトロン+デキサメタゾン6.6mg 点滴注射 0.5時間を投与する。
出典
1:
古瀬純司先生ご提供
ナノリポソーマルイリノテカン+フルオロウラシル+レボホリナート併用療法(NAPOLI療法)
投与前に、副腎皮質ホルモン製剤及び制吐剤を投与する
・デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液 9.9mg
・5-HT3受容体拮抗型制吐剤
出典
1:
著者提供
膵癌診療ガイドライン2022年版による膵癌治療アルゴリズム
出典
1:
日本膵臓学会,膵癌診療ガイドライン改訂員会編:膵癌診療ガイドライン 2022年版、金原出版、2022、p74.