房室ブロックと誤診しやすい不整脈(1)
洞徐脈のため接合部性補充調律となり、房室解離を生じている。房室解離=房室ブロックと思い込んでいると房室ブロックと誤診しかねない。
心房レート<心室レートであることから、房室ブロックではないことがわかる。
出典
1:
著者提供
房室ブロックと誤診しやすい不整脈(2)
促進型心室固有調律に伴う房室解離。前図と同様、房室解離=房室ブロックと思い込んでいると房室ブロックと誤診しかねない。
心房レート<心室レートであることから、房室ブロックではないことがわかる。
出典
1:
著者提供
高度房室ブロック
3つのP波に対して1つのQRS波が対応し、房室伝導比は3:1となっている。
出典
1:
著者提供
完全房室ブロック
12誘導心電図のV1誘導のみ示す。心拍数は30/分と高度の徐脈を呈している。P波とQRS波の間にまったく関連がない(房室解離)。
出典
1:
著者提供
ACC/AHA/HRS 2018年ガイドライン
成人の後天性房室ブロックにおける恒久的ペースメーカー移植術の適応に関するACC/AHA/HRS の2018年ガイドライン。高度・第3度房室ブロックに関する項目のみを抜粋した。
出典
1:
2018 ACC/AHA/HRS guideline on the evaluation and management of patients with bradycardia and cardiac conduction delay: Executive summary: A Report of the American College of Cardiology/American Heart Association Task Force on Clinical Practice Guidelines, and the Heart Rhythm Society.
Heart Rhythm. 2019 Sep;16(9):e227-e279. doi: 10.1016/j.hrthm.2018.10.036. Epub 2018 Nov 6.
ESC 2013年ガイドライン
成人の後天性房室ブロックにおける恒久的ペースメーカ移植術の適応に関するESC の2013年ガイドライン。高度・第3度房室ブロックに関する項目のみを抜粋した。
出典
1:
2013 ESC Guidelines on cardiac pacing and cardiac resynchronization therapy: the Task Force on cardiac pacing and resynchronization therapy of the European Society of Cardiology (ESC). Developed in collaboration with the European Heart Rhythm Association (EHRA).
Eur Heart J. 2013 Aug;34(29):2281-329. doi: 10.1093/eurheartj/eht150. Epub 2013 Jun 24.
徐脈性不整脈の鑑別アルゴリズム
出典
1:
著者提供