A型肝炎の分布
A型肝炎の流行状況は地域によって異なり、衛生環境が不十分な地域で多く発生する。
出典
1:
Travel and Tropical Medicine Manual, The, Fifth Edition. Chapter 22, 315-335, Fig. 22.1, Elsevier, 2017.
A型肝炎の臨床経過
AST、ALTの著明な上昇、ビリルビン値の上昇を認める。HAVは発症前から血液中に検出され、肝障害とともにHAV-RNAは減少する。
出典
1:
Zakim and Boyer's Hepatology, Seventh Edition. Chapter 35, 512-521.e4, Fig. 35-5, Elsevier, 2018.
腎不全を合併した急性A型肝炎
当院に転院後、1週間ほど持続血液透析を行った。ALTは速やかに改善がみられたが、Crは改善を認めなかった。その後、週3回の血液濾過透析を3週ほど続けたところ、Crおよびビリルビンの低下が得られた。
出典
1:
著者提供
ウイルス性肝炎の診断アプローチ
急性ウイルス感染の原因となり得る可能性の高いウイルスを中心に血液検査を実施し鑑別する。
出典
1:
Kliegman RM, Stanton B, Geme J, et al.: Nelson Textbook of Pediatrics, 19th ed, Saunders, 2011(改変あり)