ベセスダシステムとは、The Bethesda system for reporting the results of cervical cytology のことで、子宮頸部細胞診の報告様式の1つである。子宮頸部細胞診の精度を保つため作成され、現在はベセスダシステム2001が用いられている。ベセスダシステム2001では液状検体法に加え、ヒトパピローマウイルス(HPV)検査などへの対応も考慮されたものになっている。わが国でも2009年度から子宮頸がん細胞診分類は“ベセスダシステム2001準拠子宮頸部細胞診報告様式”に改められ、以後、普及している。