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機能確認検査の判定基準の新旧比較

*1:PAC(RIA 法)を用いて算出した ARR
*2:PAC(CLEIA 法)を用いて算出した ARR
*3:症例毎に個別に検査・治療方針を判断(PAC[RIA 法]による ARR 200 は概ね PAC[CLEIA法]による ARR 100 に相当する。当面の間、境界域も暫定的に陽性とし、患者ニーズと臨床所見(特に、低カリウム血症や副腎腫瘍の有無)を考慮して、総合 的に検査・治療方針を決定する [CQ5、CQ6参照])
*4:症例毎に個別に検査・治療方針を判断(PAC[RIA 法] 60 pg/ml は PAC[CLEIA法]では 60 より低値になるが、測定キット間での差異が十分に検証できていないため暫定的に境界域を設ける。境界域の場合も当面は暫定的に陽性とし、高血圧の重症 度、低カリウム血症や副腎腫瘍の有無などを考慮して、総合的に判断する。)
*5:RIA 法によるアルドステロン測定値
*6:ルミパルスⓇで測定した場合の CLEIA 法によるアルドステロン測定値
*7:1日尿量を1.5Lとした場合の参考値。本試験に関する CLEIA法測定値によるエビデンスは未確立。
出典
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1: 日本内分泌学会監修・編集:原発性アルドステロン症診療ガイドライン2021.日本内分泌学会雑誌2021 年 97 巻 S.October 号 p. 1-55.

PAにおける副腎CT画像

副腎造影CT画像を示す。
(a)片側PAの一例:右副腎に径15 mmの腺腫病変を認める。AVSで同側のアルドステロン過剰産生が証明され、片側APAと診断。
(b)両側性PAの一例:左右の副腎は形態上正常である。AVSで両側のアルドステロン過剰産生が証明された(CT、AVSの情報からは両側過形成病変か両側性の微小APAかは診断できない点に留意)。
出典
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1: 著者提供

原発性アルドステロン症診療アルゴリズム

*1:()内は推奨・エビデンスの強さを表す。
*2:PAC(CLEIA法)を用いて算出したARR。
*3:境界域(本文参照)の場合も暫定的に陽性とし、患者のニーズ、臨床所見(低カリウム血症や副腎腫瘍の有無など)を考慮して個別に方針を決定。
*4:PAの典型的所見を呈する例ではMR拮抗薬を使用(1B)。
*5:両側性PAで薬物治療効果が不十分な場合、手術も考慮(2C)。
*6:MR拮抗薬を主とする降圧治療(1A)。
 
  1. PAの早期診断の視点からは全高血圧全患者でのPAスクリーニングが望ましいが、費用対効果のエビデンスが未確立であることから、PA高頻度と考えられる患者群でのARR、PACを用いたスクリーニングが推奨される。機能確認検査(カプトプリル負荷試験、フロセミド立位負荷試験、生理食塩水負荷試験、経口食塩負荷試験)は実施の容易さ、安全性の面からまずカプトプリル試験の実施が考慮されるが、症例毎に個別に実施試験を検討選択し、少なくとも1種類の陽性を確認よりPAと確定診断する。PA確定診断後は、副腎癌や偶発する副腎病変除外の目的に全例で副腎CTを施行する([ID0601])。
  1. そのうえで、手術治療を希望する患者に対しては、副腎静脈採血(副腎静脈サンプリング:AVS)を施行し機能的部位診断を行い片側病変の場合、手術を検討する。AVSにて両側病変の場合、手術治療を希望しないあるいは手術適用困難な患者に対しては、抗アルドステロン薬を主体とした薬物治療を施行する。
  1. 以上に加え、「原発性アルドステロン症診療ガイドライン2021」では、PAの典型所見を有し機能確認検査を省略可能な症例、AVSを施行せず病型診断、治療選択を考慮できる症例、スクリーニング陽性以降の検査を望まない患者への対応、についても記載されている(本コンテンツ参照)。
  1. 本邦の血漿アルドステロン濃度(PAC)測定法が2021年4月よりCLEIA法に統一された。CLEIA法は従来のRIA法に比べアルドステロンへの特異性が高く、他のステロイドホルモンとの交差性が極めて低く、結果として測定値が低値となるころからPAC基準値が大幅に下方修正された。その結果、PAスクリーニングおよび機能確認検査の判定基準値が従来の数値より大きく修正された点に留意する(修正点については、本コンテンツを参照)。
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1: 日本内分泌学会監修・編集:原発性アルドステロン症診療ガイドライン2021.日本内分泌学会雑誌2021 年 97 巻 S.October 号 p. 1-55.

機能確認検査の判定基準の新旧比較

*1:PAC(RIA 法)を用いて算出した ARR
*2:PAC(CLEIA 法)を用いて算出した ARR
*3:症例毎に個別に検査・治療方針を判断(PAC[RIA 法]による ARR 200 は概ね PAC[CLEIA法]による ARR 100 に相当する。当面の間、境界域も暫定的に陽性とし、患者ニーズと臨床所見(特に、低カリウム血症や副腎腫瘍の有無)を考慮して、総合 的に検査・治療方針を決定する [CQ5、CQ6参照])
*4:症例毎に個別に検査・治療方針を判断(PAC[RIA 法] 60 pg/ml は PAC[CLEIA法]では 60 より低値になるが、測定キット間での差異が十分に検証できていないため暫定的に境界域を設ける。境界域の場合も当面は暫定的に陽性とし、高血圧の重症 度、低カリウム血症や副腎腫瘍の有無などを考慮して、総合的に判断する。)
*5:RIA 法によるアルドステロン測定値
*6:ルミパルスⓇで測定した場合の CLEIA 法によるアルドステロン測定値
*7:1日尿量を1.5Lとした場合の参考値。本試験に関する CLEIA法測定値によるエビデンスは未確立。
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1: 日本内分泌学会監修・編集:原発性アルドステロン症診療ガイドライン2021.日本内分泌学会雑誌2021 年 97 巻 S.October 号 p. 1-55.

PAにおける副腎CT画像

副腎造影CT画像を示す。
(a)片側PAの一例:右副腎に径15 mmの腺腫病変を認める。AVSで同側のアルドステロン過剰産生が証明され、片側APAと診断。
(b)両側性PAの一例:左右の副腎は形態上正常である。AVSで両側のアルドステロン過剰産生が証明された(CT、AVSの情報からは両側過形成病変か両側性の微小APAかは診断できない点に留意)。
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1: 著者提供