副腎腺腫によるクッシング症候群の造影CT所見
左副腎に径2 cmの内部が不均一に造影される腫瘍を認める。付属副腎および対側副腎は萎縮している。
クッシング症候群診断のアルゴリズム
クッシング症候群が疑われる症例に対して午前中安静時にACTH、血中コルチゾールを測定する。ACTH低値かつコルチゾール低値の場合は医原性クッシング症候群が疑われる。ACTH低値かつコルチゾール正常~高値の場合は副腎性クッシング症候群、ACTH正常~高値かつコルチゾール正常~高値の場合は異所性ACTH産生腫瘍やクッシング病が疑われるためデキサメタゾン(DEX)抑制試験、コルチゾール日内変動などを評価する。
出典
1:
著者提供