図1 Vaughan Williamsによる抗不整脈薬の分類
今でもよく用いられる古典的な分類である。活動電位に及ぼす作用をもとに分類されているが、同じ薬剤が複数の群に属したり、アデノシン、ジゴキシン、アトロピンなどが含まれない問題がある。
出典
1:
日本循環器学会/日本不整脈心電学会:2020年改訂版 不整脈薬物治療ガイドライン.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/01/JCS2020_Ono.pdf p15、表5
図2 Sicilian Gambitが提唱する薬剤分類の枠組(日本版)
1990年、イタリアのシシリー島で開催されたSicilian Gambit会議で提唱された分類である。イオンチャネル、ポンプ、受容体に対する作用で分類している。
出典
1:
抗不整脈薬ガイドライン委員会編.抗不整脈薬ガイドライン:CD-ROM 版ガイドラインの解説とシシリアンガンビットの概念.2000
図3 抗不整脈薬のおもな消失経路と薬物の体内動態パラメータ
出典
1:
日本循環器学会ほか編:2015年版循環器薬の薬物血中濃度モニタリングに関するガイドライン(日本循環器学会/ 日本TDM 学会合同ガイドライン)https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2015_aonuma_h.pdf(2022年1月閲覧)班長 青沼 和隆、志賀 剛、p42、表11 抗不整脈薬のおもな消失経路と薬物の体内動態パラメータ