気管支喘息治療薬の作用機序
出典
1:
中原保裕:処方がわかる医療薬理学2022-2023、p165、学研メディカル秀潤社、2022.(一部改変)
未治療の喘息の臨床所見による重症度分類
喘息の重症度は軽症間欠型、軽症持続型、中等症持続型、重症持続型の4段階に分かれる。
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p8(表1-7)、協和企画、2021.
喘息コントロール状態の評価
コントロール不十分が3つ以上当てはまる場合は、コントロール不良と判断し、治療ステップを変更することを考慮する (喘息治療ステップ:表[ID0702])。なお、発作治療は別のアルゴリズム参照のこと。(表[ID0703],表[ID0704])
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p107(表6-6)、協和企画、2021.
現在の治療を考慮した喘息重症度の分類(成人)
治療されている喘息患者の重症度は、現在の治療ステップとその治療下における患者の症状から判定する。
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p113(表6-9)、協和企画、2021.
未治療患者の症状と目安となる治療ステップ
症状の重症度(表[ID0602])を参照に初期治療を選択する。症状の頻度で簡略すると、毎週でないのが軽症間欠型(治療ステップ1)、毎週だが毎日出ないのが軽症持続型(治療ステップ2)、毎日だが日常生活に支障がないのが中等症持続型(治療ステップ3)、日常に支障を来しているのが重症持続型(治療ステップ4)となる。 (治療ステップの各治療:表[ID0702])
なお、発作治療は別のアルゴリズム参照のこと(表[ID0703],表[ID0704])
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p110(表6-8)、協和企画、2021.
喘息治療ステップ
症状の強さによって1~4週間後に再受診させ、コントロール不良であれば治療のステップアップを考慮する。(コントロール状態の評価:表[ID0603])
いったん3カ月から6カ月の間コントロールができれば、治療のステップダウンも考慮する。なお、発作治療は別のアルゴリズム参照のこと。(表[ID0703],表[ID0704])
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p109(表6-7)、協和企画、2021.
喘息増悪の強度と目安となる増悪治療ステップ
主に呼吸困難の程度を基に、発作強度を評価し、発作治療のステップを選択する。(喘息の発作治療ステップ:表[ID0704])
横になれる程度の発作を軽度症状、苦しくて横になれずかろうじて歩けるのを中等度症状、苦しくて歩行できないのが高度症状、意識障害、呼吸停止、チアノーゼを認めるのが重篤症状である。
なお、長期管理は別のアルゴリズム参照のこと(表[ID0701],表[ID0702])
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p125(表6-12)、協和企画、2021.
喘息の増悪治療ステップ
喘息発作の強度(表[ID0703])に応じて初期治療を決定し、1時間以上経過しても治療目標が達成されない場合は、次のステップの治療を行う。
なお、長期管理は別のアルゴリズム参照のこと(表[ID0701],表[ID0702])
出典
1:
日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2021、p126(表6-13)、協和企画、2021.