大動脈弁閉鎖不全症の経胸壁心エコー(TTE)動画像
心尖部長軸像:拡張期に大動脈弁から左室流出路へ向かう逆流ジェットを認める。
大動脈弁閉鎖不全症の経食道心エコー(TEE)動画像
大動脈弁長軸像(中部食道135°):大動脈弁の接合部に逆流ジェットのモザイク血流を認める。
各種検査によるAR重症度の判定
ARの定性評価と定量評価による重症度分類
出典
1:
日本循環器学会ほか編:2020年改訂版 弁膜症治療のガイドラインhttps://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/05/JCS2020_Izumi_Eishi_0420.pdf (2020年6月閲覧)班長:泉知里/江石清行、p52, 表25, 各種検査によるAR重症度の判定
大動脈弁閉鎖不全症の自然歴
未治療であった場合のARの予後
出典
1:
日本循環器学会ほか編:循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2011年度合同研究班報告)弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン(2012年改訂版)www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2012_ookita_h.pdf (2018年2月閲覧)班長:大北 裕、p.22, 表24, 大動脈弁閉鎖不全症の自然歴
NYHA (New York Heart Association)分類
出典
1:
The criteria committee of the New York Heart Association. Nomenclature and criteria for diagnosis of diseases of the heart and great vessels. 9th edition, Boston, Mass: Little, Brown & Co; 1994: 253-256. (改変あり→日本語訳)
成人におけるIEの基礎心疾患別リスクと,歯科口腔外科手技に際する予防的抗菌薬投与の推奨とエビデンスレベル
歯口科手技に際して、感染性心内膜炎予防のために抗菌薬投与が推奨される心疾患を示す。
出典
1:
日本循環器学会ほか編:感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版)https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2017_nakatani_h.pdf(2020年6月閲覧)班長:中谷 敏、p49, 表23, 成人におけるIEの基礎心疾患別リスクと,歯科口腔外科手技に際する予防的抗菌薬投与の推奨とエビデンスレベル
IE高リスク患者における、各手技と予防的抗菌薬投与に関する推奨とエビデンスレベル
感染性心内膜炎を引き起こすためには、ある一定時間、感染性心内膜炎を来し得る病原微生物の菌血症が持続することが必要であるといわれている。ハイリスク患者に菌血症を誘発し得る手技を実施する場合には、抗菌薬の予防投与が推奨されている。どのような手技が感染性心内膜炎予防としての抗菌薬投与の対症となるかを示している。
出典
1:
日本循環器学会ほか編:感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版)https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2017_nakatani_h.pdf(2020年6月閲覧)班長:中谷 敏、p52, 表24, IE高リスク患者における,各手技と予防的抗菌薬投与に関する推奨とエビデンスレベル
歯科処置前の抗菌薬の標準的予防投与法(成人)
抗菌薬による感染性心内膜炎予防は、十分な科学的根拠に基づくというよりも、いかに医療従事者あるいは対象となる患者に疾患について周知普及させるかということに重点が置かれるべきである。一律の投与量を設定することが、疾患の知識の普及に有用であるという考えに基づき対象別の抗菌薬投与方法が示されている。
出典
1:
日本循環器学会ほか編:感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版)https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2017_nakatani_h.pdf(2020年6月閲覧)班長:中谷 敏、p55, 表26, 歯科処置前の抗菌薬の標準的予防投与法(成人)
大動脈弁疾患における心エコー法の適応
臨床的にARが疑われる患者に対して心エコー法(まずは経胸壁心エコー図検査)により診断と重症度評価、心機能評価を行うことが推奨される。表は大動脈弁閉鎖不全症における心エコー法(経胸壁心エコー図検査[TTE]、経食道心エコー図検査[TEE]など)の適応について示している。
出典
1:
日本循環器学会ほか編:2021年改訂版 循環器超音波検査の適応と判読ガイドラインhttps://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2021/03/JCS2021_Ohte.pdf(2021年11月閲覧)班長:大手信之、p48、表29 AR に対する検査の推奨とエビデンスレベル
慢性ARのステージ分類
出典
1:
2014 AHA/ACC Guideline for the Management of Patients With Valvular Heart Disease: executive summary: a report of the American College of Cardiology/American Heart Association Task Force on Practice Guidelines.
Circulation. 2014 Jun 10;129(23):2440-92. doi: 10.1161/CIR.0000000000000029. Epub 2014 Mar 3.
発生機序と手術方法からみたARの機能分類
(参考文献)
日本循環器学会ほか編: 2020年改訂版 弁膜症治療のガイドライン
https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/05/JCS2020_Izumi_Eishi_0420.pdf (2020年6月閲覧)
班長:泉知里/江石清行、p50, 図13, 発生機序と手術方法からみたARの機能分類
出典
1:
Boodhwani M, de Kerchove L, Glineur D, Poncelet A, Rubay J, Astarci P, Verhelst R, Noirhomme P, El Khoury G. Repair-oriented classification of aortic insufficiency: impact on surgical techniques and clinical outcomes. J Thorac Cardiovasc Surg. 2009 Feb;137(2):286-94. p287, Figure 1.
A:胸部レントゲン写真 CTR拡大を認める。
B:心エコー 胸骨左縁長軸像 左室拡大、左房拡大を認める。
C:心エコー 心尖部長軸カラードプラ像 大動脈から左室への逆流ジェット、大動脈側には吸い込み血流を認める。
出典
1:
著者提供
A:心エコー 胸骨左縁長軸像 Valsalva洞からST junction、上行大動脈の拡大(40 mm)を認める。左室拡張末期径、収縮末期径は正常。
B:大動脈弁短軸像 収縮期(大動脈弁開放時) 右冠尖と左冠尖が癒合し縫線(raphe)を認める(矢印)。
C:心尖部長軸カラードプラ像 大動脈弁から僧帽弁前尖方向へ偏位する逆流ジェットを認める。
出典
1:
著者提供
慢性重症ARの手術適応
慢性ARでは、AR重症度と、症状の有無、左室の大きさと収縮機能が治療選択のための重要な情報となる。症状と心エコー図検査の定期的フォローを行い、左室機能が低下する前に手術を行うことが予後改善につながる。
出典
1:
日本循環器学会ほか編:2020年改訂版 弁膜症治療のガイドラインhttps://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/05/JCS2020_Izumi_Eishi_0420.pdf (2020年6月閲覧)班長:泉知里/江石清行、p56, 図15, 慢性重症ARの手術適応
心雑音の指針
ACC/AHAのガイドラインでは心雑音を聴取した場合、心周期の時相や強度により指針を示している。
出典
1:
2008 focused update incorporated into the ACC/AHA 2006 guidelines for the management of patients with valvular heart disease: a report of the American College of Cardiology/American Heart Association Task Force on Practice Guidelines (Writing Committee to revise the 1998 guidelines for the management of patients with valvular heart disease). Endorsed by the Society of Cardiovascular Anesthesiologists, Society for Cardiovascular Angiography and Interventions, and Society of Thoracic Surgeons.
J Am Coll Cardiol. 2008 Sep 23;52(13):e1-142. doi: 10.1016/j.jacc.2008.05.007.