3%PAGE法(リポフォーAS)による濃度図
濾紙電気泳動法およびアガロース電気泳動法によるFredrickson分類は、心筋梗塞発症体質(Ⅲ、Ⅳ型)と膵炎発症体質患者(Ⅴ型)を誤診する。特に食後は判別不能である。必ず他の検査所見も考慮し、3%ポリアクリルアミドゲルディスク電気泳動法(3%PAGE)で診断し、特に、3%PAGE評価の際は、測定は用手法で実施し、検出法は薄層パターン測定法(リポフォー)でなく画像式([http://www.info.pmda.go.jp/tgo/pack/222ALAMX00001000_A_01_02/ リポフォーAS])で診断すると容易に鑑別可能である。
参考文献:
[https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I029550603-00 久保田 亮、井上 郁夫、小倉 正恒、他.日本体質医学会雑誌 81,25-33,2019]
出典
1:
井上郁夫. -学術 ポリアクリルアミドゲルディスク電気泳動(PAGE)法のスゝメ 日本医事新報 2527、51-58、2011
LDL-C管理目標設定のためのフローチャート
出典
1:
日本動脈硬化学会:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版. 日本動脈硬化学会, 2017 図1-3、表1-2
吹田スコアによる冠動脈疾患発症予測モデル
出典
1:
日本動脈硬化学会:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版. 日本動脈硬化学会, 2017 p.15 図1-2
リスク区分別脂質管理目標値
家族性高コレステロール血症、高齢者(75歳以上)についてはそれぞれ該当する章を参照のこと。
若年者などで絶対リスクが低い場合は相対リスクチャートを活用し、生活習慣の改善の動機づけを行うと同時に絶対リスクの推移を注意深く観察する。
LDL-Cは20~30%の低下を目標とすることも考慮する。
TGが400mg/dL以上および食後採血の場合は、nonHDL-Cを用いる。
カテゴリーⅠにおける薬物療法の適用を考慮するLDL-Cの基準は180mg/dL以上とする。
出典
1:
日本動脈硬化学会:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版. 日本動脈硬化学会, 2017表1-2