膀胱損傷の診断・治療法アルゴリズム
出典
1:
Djakovic N, Plas E, Martínez-Piñeiro l, Lynch Th, Mor Y, Santucci RA, Serafetinidis E, Turkeri LN, Hohenfellner M. Guidelines on Urological Trauma. European Association of Urology 2012.
2:
Consensus statement on bladder injuries.
BJU Int. 2004 Jul;94(1):27-32. doi: 10.1111/j.1464-410X.2004.04896.x.
腹膜外膀胱損傷
膀胱造影（a、b）:造影剤が不規則な形態を示している（矢印）、骨盤骨折も認められる（白矢印）。
CT膀胱造影（c）：膀胱損傷のため造影剤が膀胱前腔に存在している（矢印）。
出典
1:
Adam: Grainger & Allison's Diagnostic Radiology, 5th ed.Churchill Livingstone, 2008
腹膜内膀胱損傷
膀胱造影：造影剤が腸管の周囲に及び、腸管の形態が描出される（矢印）。膀胱周囲に血腫が存在するため膀胱が圧排されている（H）。また骨盤骨折も認められる（開放矢印）。
出典
1:
Adam: Grainger & Allison's Diagnostic Radiology, 5th ed. Churchill Livingstone, 2008
腹膜内膀胱損傷
膀胱造影：造影剤が膀胱から腹膜内に溢流して、右上行結腸の形態を描出している（矢印）。
出典
1:
Adam: Grainger & Allison's Diagnostic Radiology, 5th ed.Churchill Livingstone, 2008
腹膜内膀胱損傷
CT膀胱造影:造影剤が腸管周囲に認められる。
出典
1:
Wein: Campbell-Walsh Urology, 10th. ed.Saunders, Philadelphia,2012; P2515, Figure 88–10.
造影CT検査
モリソン窩と膀胱直腸窩に液体貯留を認める
膀胱頂部右側に軟部陰影を認める
出典
1:
著者提供
膀胱造影検査
膀胱造影検査の正面像、側面像。膀胱頂部より造影剤のリークを認めていた。Yellow arrow headsがリーク部位を示す。
出典
1:
著者提供
術中所見1
腹腔鏡で観察すると、驚くべきことに腹膜に覆われた腫瘤性病変がみられ、明らかな腹膜内損傷を認めなかった。膀胱憩室の破裂が疑われ、膀胱鏡を確認すると、膀胱内より憩室校が確認された。
出典
1:
著者提供
術中所見2
憩室壁を切除すると、憩室口が確認された。憩室口を閉鎖するように、膀胱を2層縫合で閉創した。
出典
1:
著者提供
膀胱損傷の診断・治療法アルゴリズム
出典
1:
Djakovic N, Plas E, Martínez-Piñeiro l, Lynch Th, Mor Y, Santucci RA, Serafetinidis E, Turkeri LN, Hohenfellner M. Guidelines on Urological Trauma. European Association of Urology 2012.
2:
Consensus statement on bladder injuries.
BJU Int. 2004 Jul;94(1):27-32. doi: 10.1111/j.1464-410X.2004.04896.x.
腹膜外膀胱損傷
膀胱造影（a、b）:造影剤が不規則な形態を示している（矢印）、骨盤骨折も認められる（白矢印）。
CT膀胱造影（c）：膀胱損傷のため造影剤が膀胱前腔に存在している（矢印）。
出典
1:
Adam: Grainger & Allison's Diagnostic Radiology, 5th ed.Churchill Livingstone, 2008
