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乳腺症の診断アルゴリズム

問診・視触診で乳腺症を疑う場合は、マンモグラフィ・超音波検査を施行する。画像所見でカテゴリー3以上、あるいは画像所見はカテゴリー2でも乳癌家族歴がある場合などは、乳腺専門施設を紹介する。乳頭異常分泌がある場合は分泌物の検査も行い、必要に応じて専門施設への紹介を行う。
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1: 著者提供

乳腺症の組織像

病理学的には、乳腺組織の増生、化生、退行などの変化が複雑に絡み合った状態で、乳管上皮過形成、乳管乳頭腫症、小葉過形成、閉塞性腺症、硬化性腺症、嚢胞、アポクリン化生など、多彩な組織像が複合的に局面を形成している状態である。
a:嚢胞、アポクリン嚢胞、乳管乳頭腫症など、多彩な組織像が複合的に局面を形成している。
b:アポクリン嚢胞(右上)と乳管乳頭腫症(下方)
c:閉塞性腺症
d:硬化性腺症
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1: 著者提供

乳腺症のMMG典型像

“dense and nodular parenchyma”と表現される像。高濃度、前方境界線が明瞭で、前方に滑らかな凸の曲線を描いている。良性の円形微小石灰化(矢印)がびまん性に散在している。
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乳腺症のUS典型像

境界不明瞭な低エコー腫瘤像を呈す。乳腺境界線の断裂は伴っていない(矢印)。
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乳腺症のMRI典型像

造影後期相のMRI。後期相にかけて漸増性に、乳腺辺縁主体にびまん性に造影される濃染像(矢印)を呈する。
 
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月経周期によるUS像の変化

乳腺症症例のUS像で、地図状低エコー域(矢印)を示す(a)。月経前には、変化が強く出ている。カラードプラーでは辺縁に血流も認められる。月経開始後10日目にはおとなしくなっている(b)。
a:月経前のUS所見
b:月経開始後10日目のUS所見
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乳腺症

a:MMG像
b:組織像
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Aberrations of normal development and involution (ANDI)の概念

種々の良性乳腺病変は、生理的な変化からの逸脱という考え方が主流である。赤字は良性乳腺逸脱状態のうち乳腺症でもみられる所見である。
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1: Aberrations of normal development and involution (ANDI): a new perspective on pathogenesis and nomenclature of benign breast disorders.
著者: L E Hughes, R E Mansel, D J Webster
雑誌名: Lancet. 1987 Dec 5;2(8571):1316-9.
Abstract/Text: A framework for understanding and management of benign breast disorders is presented, based on the notion that most breast complaints can be explained as minor aberrations of the normal processes of development, cyclical change, and involution. The generic term ANDI (aberrations of normal development and involution) is introduced to allow breast problems to be placed within an overall framework of pathogenesis; this concept also permits more detailed individual assessment with respect to normality and disease. Fibrocystic disease and its synonyms are discarded in favour of terms that are strictly descriptive of the clinical and/or histological picture.
Lancet. 1987 Dec 5;2(8571):1316-9.

乳腺症の診断アルゴリズム

問診・視触診で乳腺症を疑う場合は、マンモグラフィ・超音波検査を施行する。画像所見でカテゴリー3以上、あるいは画像所見はカテゴリー2でも乳癌家族歴がある場合などは、乳腺専門施設を紹介する。乳頭異常分泌がある場合は分泌物の検査も行い、必要に応じて専門施設への紹介を行う。
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1: 著者提供

乳腺症の組織像

病理学的には、乳腺組織の増生、化生、退行などの変化が複雑に絡み合った状態で、乳管上皮過形成、乳管乳頭腫症、小葉過形成、閉塞性腺症、硬化性腺症、嚢胞、アポクリン化生など、多彩な組織像が複合的に局面を形成している状態である。
a:嚢胞、アポクリン嚢胞、乳管乳頭腫症など、多彩な組織像が複合的に局面を形成している。
b:アポクリン嚢胞(右上)と乳管乳頭腫症(下方)
c:閉塞性腺症
d:硬化性腺症
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