乳腺炎の発生率推定値
乳腺炎の発症頻度
出典
1:
WHO: Department of child and adolescent health and development. Mastitis :causes and management. Geneva,WHO/FCH/CAH/00,2000
乳腺膿瘍の発生率推定値
乳腺膿瘍形成に至る頻度
出典
1:
WHO: Department of child and adolescent health and development. Mastitis :causes and management. Geneva,WHO/FCH/CAH/00,2000
乳腺膿瘍
a:乳房の発赤も強く、緊満感もあり。
b:境界不明瞭な低エコー域が認められ、流動も認められた。
c:切開排膿後、ドレーンを留置。
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1:
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産褥乳癌
a:MLO
b:CC
出典
1:
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産褥乳癌(MRI検査)
上段、下段ともに造影後のアキシャル像であり、スライス面が異なる。
化学療法前、DOC終了後、CEF終了後のそれぞれで、ほぼ同じスライスと思われるところで比較している(上段は上段、下段は下段で、ほぼ同じスライスの画像)。
化学療法前では、右A領域にかなり大きな分葉状の腫瘤が認められ、乳頭下も含め、周囲には広範に乳管内成分が存在している。
化学療法終了後には、腫瘤の大きさは、かなり縮小し、乳管内成分主体となっている。
出典
1:
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産褥乳癌(US検査)
撮像モードは左より、Bモード、カラードプラ、エラストグラフィである。
化学療法前ではかなり大きな低エコー腫瘤として認められ、vasuculalityも高く、エラストグラフィでも歪の低下が認められている。
化学療法後には、腫瘤としての形は崩れ、低エコーとして認識できる部分の縮小がみられる。ただ、カラードプラで血流あり、浸潤癌は残存している。
出典
1:
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乳瘤
右乳房腫瘤を自覚して、来院。マンモグラフィ(a)、超音波(b)にて境界明瞭な腫瘤を認めた。
a:マンモグラフィ所見 境界明瞭な楕円形の腫瘤。
b:超音波所見 境界明瞭平滑な楕円形の腫瘤で、内部はやや不均一。
出典
1:
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肉芽腫性乳腺炎(乳房超音波検査、カラードプラ、病理診断)
低エコー腫瘤が認められている(a)。カラードプラでは、内部に流入する血流信号は認められなかった(b)。針生検で、肉芽腫性乳腺炎と診断。
病理ではリンパ球、類上皮細胞を伴う炎症性肉芽を認める(c)。
出典
1:
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乳腺炎の治療
乳腺炎にならないように乳房管理が大事ではあるが、うっ滞性乳腺炎の場合は、乳汁のうっ滞を取り除くことが第1であり、アイスノンなどで冷やし、マッサージを行う。
化膿性乳腺炎の場合は、アイスノンなどで冷やすことに加え、抗菌薬の経口投与が必要である。
膿瘍形成に至る場合は、速やかに切開排膿を行う。
出典
1:
高橋守,ほか:産褥の細菌感染症. 周産期診療指針’97, 産じょく期, 周産期医学, 1997;27増刊:338-344.(改変あり)