推奨クラスごとの文末記載に関する定型に準じて,および一部内容の見直しから,「慢性冠動脈疾患診断ガイドライン(2018年改訂版)」の表40に関して,列記する参照文献を参考に改変を行った.改変部(下線部)を以下に記載(変更前→変更後の順に記載).
第1項目:「非侵襲的評価法では診断されない症例での造影検査時の攣縮誘発試験」→「非侵襲的評価法により診断されない症例で,造影検査時に冠攣縮薬物誘発試験を行う」
第2項目:「た症例で」→削除,「あるいは」→削除,「効果が十分でない症例での造影検査時の攣縮誘発試験」→「効果が十分でない症例で,造影検査時に冠攣縮薬物誘発試験を考慮する」
第3項目:「症例での造影検査時の攣縮誘発試験」→「症例で,造影検査時に冠攣縮薬物誘発試験を考慮してもよい」
第4項目:「症例における造影検査時の攣縮誘発試験」→「症例で造影検査時に冠攣縮薬物誘発試験は推奨されない」
第5項目:「誘発された冠攣縮により重症合併症の発生が強く予測される症例(左冠動脈主幹部病変例,閉塞病変を含む多枝冠動脈病変例,高度心機能低下例,未治療のうっ血性心不全例など)での造影検査時の攣縮誘発試験」→「急性冠症候群に対する冠動脈造影時に,誘発された冠攣縮により重症合併症の発生が予測される場合(高度心機能低下例,うっ血性心不全例など),冠攣縮薬物誘発試験を行うべきでない」
「ACS症例の緊急冠動脈造影検査時の攣縮誘発試験」の項目を削除
(日本循環器学会.慢性冠動脈疾患診断ガイドライン(2018年改訂版).https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2018_yamagishi_tamaki.pdfより改変)