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中心性漿液性脈絡網膜症の診断・治療アルゴリズム

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1: 著者提供

症例1:眼底写真・光干渉断層計(OCT)像・フルオレセイン蛍光眼底造影・インドシアニングリーン蛍光眼底造影

54歳男性、Classic CSC。3週間前からの左眼変視を訴え受診
a:カラー眼底写真。眼底写真では、フルオレセイン蛍光眼底造影の漏出点付近の網膜がやや白濁している(矢印)。
b: OCT像。中心窩を通る水平断で漿液性網膜剥離がみられる。視細胞外層の延長がみられる。網膜色素上皮層は不整である。
c:フルオレセイン蛍光眼底造影早期。d:フルオレセイン蛍光眼底造影後期。中心窩上鼻側に後期に同心円状に拡大する蛍光漏出がみられる。
e:インドシアニングリーン蛍光眼底造影早期。脈絡膜中大血管が明瞭に観察される。この例では上耳側に向かう血管の径がやや拡大している。早期像では蛍光漏出点は確認できない。
f:インドシアニングリーン蛍光眼底造影後期。脈絡膜血管の陰影は不明瞭である。dのフルオレセイン蛍光眼底造影の蛍光漏出点に一致した過蛍光斑がみられる。
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症例2:眼底写真・光干渉断層計(OCT)像・フルオレセイン蛍光眼底造影・インドシアニングリーン蛍光眼底造影

64歳男性、13年前に左眼の中心性漿液性脈絡網膜症で治療を受けたことがある。 最近視力が低下したため受診。
a:眼底写真。眼底には中心窩周囲の漿液性網膜剥離と網膜色素上皮障害による色素異常(矢印)がみられる。
b:OCT。漿液性網膜剥離が確認できる。視細胞外節の延長は中心窩中央に僅かにみられるのみである。外顆粒層は菲薄化している。脈絡膜は肥厚しており、網膜色素上皮層が大きくうねっている。
c:フルオレセイン蛍光眼底造影(FA)早期。早期から網膜色素上皮障害を示唆するwindow defectや色素沈着による背景蛍光のブロックがみられる。
d:FA後期。4カ所から蛍光漏出の拡大がみられるが、いずれもびまん性漏出で、漏出点を指摘することが難しい。
e:インドシアニングリーン蛍光眼底造影(ICGA)早期では、FAの漏出点付近の充盈遅延がみられる。視神経乳頭近傍に拡張した脈絡膜血管がみられる。
f:ICGA後期。過蛍光斑を数カ所みとめる。必ずしもFAの蛍光漏出点とは一致しない。脈絡膜全体がびまん性過蛍光を示す、脈絡異常組織染がみられる。
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症例2:眼底自発蛍光写真

症例2([ID0602])の眼底自発蛍光写真。両眼ともに網膜色素上皮細胞障害により多数の過蛍光斑、低蛍光斑が混在している。広範囲に網膜色素上皮障害が起きていることがわかる。
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漿液性網膜剥離を呈する疾患の鑑別

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中心性漿液性脈絡網膜症の診断・治療アルゴリズム

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症例1:眼底写真・光干渉断層計(OCT)像・フルオレセイン蛍光眼底造影・インドシアニングリーン蛍光眼底造影

54歳男性、Classic CSC。3週間前からの左眼変視を訴え受診
a:カラー眼底写真。眼底写真では、フルオレセイン蛍光眼底造影の漏出点付近の網膜がやや白濁している(矢印)。
b: OCT像。中心窩を通る水平断で漿液性網膜剥離がみられる。視細胞外層の延長がみられる。網膜色素上皮層は不整である。
c:フルオレセイン蛍光眼底造影早期。d:フルオレセイン蛍光眼底造影後期。中心窩上鼻側に後期に同心円状に拡大する蛍光漏出がみられる。
e:インドシアニングリーン蛍光眼底造影早期。脈絡膜中大血管が明瞭に観察される。この例では上耳側に向かう血管の径がやや拡大している。早期像では蛍光漏出点は確認できない。
f:インドシアニングリーン蛍光眼底造影後期。脈絡膜血管の陰影は不明瞭である。dのフルオレセイン蛍光眼底造影の蛍光漏出点に一致した過蛍光斑がみられる。
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