神経伝導検査の模式図
脱髄性ニューロパチーでは潜時が延長し、神経伝導速度が遅くなる(b)。軸索障害性ニューロパチーでは活動電位が低下する(c)。
出典
1:
Peripheral neuropathy.
BMJ. 2002 Feb 23;324(7335):466-9.
CIDPの末梢神経組織
有髄神経は大・小神経が高度に脱落している。大径神経線維は直径に比べてMyelinの菲薄化を認める(a)。ときほぐし法では、Myelinの淡明化と径の不整があり、ランビエ絞輪のMyelinの脱落を認める(b)。
出典
1:
著者提供
多発ニューロパチー鑑別のアルゴリズム
多発ニューロパチーは、まず神経伝導検査を行い、その障害の状態を調べる。
軸索障害または節性脱髄で考えられる疾患が異なる。
CIDP:慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー
GBS:ギラン・バレー症候群
出典
1:
Peripheral neuropathy.
Lancet. 2004 Nov 6-12;364(9446):1664; author reply 1664-5. doi: 10.1016/S0140-6736(04)17346-7.