Hunt and Hessの重症度分類(1968)
出典
1:
Surgical risk as related to time of intervention in the repair of intracranial aneurysms.
J Neurosurg. 1968 Jan;28(1):14-20. doi: 10.3171/jns.1968.28.1.0014.
Hunt and Kosnikの重症度分類(1974)
重篤な全身性疾患、例えば高血圧、糖尿病、著明な動脈硬化、または慢性肺疾患、または脳血管撮影でみられる頭蓋内血管攣縮が著明な場合には、重症度を1段階悪いほうに移す。
出典
1:
Timing and perioperative care in intracranial aneurysm surgery.
Clin Neurosurg. 1974;21:79-89.
世界脳神経外科連合(World Federation of Neurosurgical Societies、WFNS)による重症度分類(1983)
出典
1:
Report of World Federation of Neurological Surgeons Committee on a Universal Subarachnoid Hemorrhage Grading Scale.
J Neurosurg. 1988 Jun;68(6):985-6.
くも膜下出血の原因
出典
1:
著者提供
くも膜下出血の頭部CT
a、b:
くも膜下出血発症時の頭部単純CT。脳底槽、シルビウス裂、脳表のくも膜下腔に高吸収域を認める。
c、d:
同症例で慢性期に撮影した頭部単純CT。血腫は消退し、くも膜下腔は低吸収域となっている。第3脳室内の高吸収域はくも膜下出血後水頭症に対して行われた脳室腹腔短絡術で留置したシャントチューブ。
出典
1:
著者提供
Perimesencephalic nonaneurysmal SAH(中脳周囲非動脈瘤性くも膜下出血)
52歳男性。突然の頭痛で発症。発症時のCTでPerimesencephalic SAHを認めた。2度の血管造影でも明らかな出血源は同定されず、後遺症なく退院した。
発症時の頭部CTでは橋および中脳前面に血腫を認めるが、外側シルビウス裂や前大脳半球間裂には血腫を認めない。
出典
1:
著者提供
脳血管造影(DSA)
a:左内頚動脈-後交通動脈分岐部動脈瘤のDSA検査。フラットパネルディテクタ(FPD)を用いた血管造影装置ではより鮮明な画像が得られる
b:3次元回転撮影(3D-RA)画像ではワークステーション上で任意の角度から見た立体画像が作成でき、計測など詳細な評価も可能である(C, D)。
出典
1:
著者提供
3次元CTアンギオグラフィー(3D-CTA)
a:左内頚動脈-後交通動脈分岐部動脈瘤([ID0607] と同一症例)の3D-CTA。動脈瘤の形状や頭蓋骨などの周囲構造との位置関係が立体的に描出される。
b:手術視野を想定した方向からの画像。内頚動脈、動脈瘤(矢印)、動脈瘤頚部から分岐する後交通動脈の起始部(矢頭)の位置関係が確認できる。
c:同症例での開頭クリッピング術の術中写真。
出典
1:
著者提供
脳動脈瘤頚部クリッピング術の手術顕微鏡画像
右内頚動脈-後交通動脈(IC-PC)分岐部動脈瘤。
a:脳動脈瘤(矢印)周囲を剥離し、動脈瘤頚部(矢頭)を露出。後交通動脈、前脈絡動脈、動眼神経など周囲の構造を確認する。本手術視野では後交通動脈は内頚動脈の裏側に存在する。
b、c:チタン製の脳動脈瘤用クリップを用いて動脈瘤頚部を遮断する。
出典
1:
著者提供
脳動脈瘤に対する血管内治療(瘤内塞栓術)
a:脳動脈瘤瘤内塞栓術のイメージ。動脈瘤内にマイクロカテーテルを誘導し、コイルにより動脈瘤壁に沿ったケージを作成する(Caging/Framing)。その後、内部にコイルを留置(packing)し動脈瘤を閉塞する。
b:脳底動脈-上小脳動脈分岐部(BA-SCA)動脈瘤に対する瘤内塞栓術のDSA画像。術後の画像(右)では動脈瘤は閉塞し造影されない。
出典
1:
著者提供
くも膜下出血後遅発性脳血管攣縮
a:くも膜下出血発症時の脳血管造影(DSA)。左内頚動脈-後交通動脈分岐部に動脈瘤を認める(矢印)。
b:第7病日のDSA。左内頚動脈、前大脳動脈、中大脳動脈に著明な脳血管攣縮を認める(矢頭)。動脈瘤はコイルにより閉塞されている(矢印)。
出典
1:
著者提供
くも膜下出血の診断の流れ
出典
1:
著者提供