内頚動脈‐後交通動脈分岐部動脈瘤による動眼神経麻痺
眼瞼下垂等の症状が出た場合は、急速な動脈瘤増大の可能性がある。
a:右・眼瞼下垂を認める。
b:右・眼球運動障害を認める。
c:右・脳血管撮影の側面像では、動眼神経を圧迫する内頚動脈‐後交通動脈が確認された(矢頭)。
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Yanoff M & Duker J: Ophthalmology, 3rd ed.Mosby, 2008
ブレブを有する未破裂中大脳動脈瘤
a:正面からみたMRA。右・中大脳動脈分岐部に6×11 mm大の動脈瘤を認める。
b:右・内頚動脈造影(3-D DSA)。ドームの先端から内側に突出するブレブ(→)を認める。
c:右・前頭側頭開頭によるクリッピング術の術中写真。動脈瘤のブレブ(→)は、動脈瘤壁も薄く内部の血流が透見できる状態で、破裂リスクの高い動脈瘤であった可能性を示唆している。
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右・内頚動脈‐後交通動脈分岐部にできた巨大動脈瘤
a:上方からみたCTA。左・内頚動脈‐後交通動脈分岐部にも4 mm大の動脈瘤がある。
b:MRI T2強調像では、瘤内がflow voidとして描出され、瘤内血栓は伴わない。
c:右・内頚動脈造影(3D-DSA)では、動脈瘤頚部付近から分枝する後交通動脈(→)が明瞭に描出されている。
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多発性脳動脈瘤
上方からみた頭部CTA。3個の未破裂脳動脈瘤が認められる。右・内頚動脈‐後交通動脈分岐部動脈瘤(1)、右・中大脳動脈分岐部動脈瘤(2, 3)
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未破裂の右・中大脳動脈瘤に対するクリッピング術
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未破裂内頚動脈-後交通動脈分岐部動脈瘤
a:術前
b:バルーンを併用したコイル塞栓
c:術後
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フローダイバーターによる動脈瘤閉塞
a:治療前 内頚動脈に巨大動脈瘤を認める。
b:Flow diverter留置(矢印)
c:6カ月後 動脈瘤は描出されない。
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前交通動脈瘤に対するコイル塞栓後4カ月目の単純X線撮影でコイルの形状変化を認めた症例
abc:コイル塞栓直後の脳血管撮影(a)と単純X線撮影の正面像(b)、側面像(c)
de:コイル塞栓後4カ月目の単純X線写真正面像(d)と側面像(e)
コイルの形状が変化しており、再開通が示唆される
f:脳血管撮影により、再開通が確認された
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未破裂脳動脈瘤の治療方針決定
未破裂脳動脈瘤の自然歴や治療法に関する情報を示した上で、動脈の大きさ・形状・部位や患者の全身状態・予防治療に対する考え方などを総合的に判断して治療方針を決定する。
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