動的視野測定
視標の輝度、サイズを固定し、視標を動かしてイソプタ(等感度曲線)を求める視野測定法。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)
静的視野測定
視標の呈示位置を固定し、輝度を変え測定点ごとの視感度を求める視野測定法。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)
螺旋状視野
動的視野測定にて検査中に、視野が螺旋状に狭窄を呈する。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)
管状視野
一般的に検査距離を広げると視野は比例し拡大され測定されるが、心因性の場合は視野の範囲が一定(筒状)となる。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)
同名半盲(脳梗塞)
解剖学的に、視交叉より視中枢側の障害で認める。原因として、梗塞、出血、腫瘍などがある。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)
Bjerrum領域の孤立暗点(緑内障)
10~20°の島状に検出される傍中心暗点を、Bjerrum暗点という。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)
鼻側階段(緑内障)
鼻側水平部でイソプタ(等感度曲線)が階段状にずれる。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)
求心性視野狭窄(網膜色素変性)
網膜色素変性、緑内障の末期に多い。また、視神経萎縮、ヒステリーでも認められる。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)
異名半盲(下垂体腫瘍)
両耳側半盲は、視交叉における交差線維の圧迫を来す下垂体腺腫、頭蓋咽頭種、鞍結節髄膜腫などで認める。両鼻側半盲は少なく、empty sella症候群、脳動脈瘤などで認める。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)
中心暗点(視神経炎)
固視点を含む暗点、中心性漿液性脈絡網膜症が多く、加齢黄斑変性も増加している。他の種々の黄斑部疾患、視神経炎で認める。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)
中期緑内障(原発開放隅角緑内障)症例の眼底写真と視野解析結果
眼底検査にて、視神経乳頭辺縁部(rim)の菲薄化と7時、11時に網膜神経線維層欠損(NFLD)を認める(a)。静的視野検査にて、NFLD部位と一致する上下の感度低下を認める(b)。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)
網膜色素変性症例の眼底写真と視野解析結果
眼底検査にて網膜血管の狭細化と、骨小体様色素沈着を伴うびまん性網膜変性を認める(a)。動的視野検査では大きな輪状暗点を認め(b)、静的視野検査では中心10°より周辺の感度低下を認める(c)。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)
加齢黄斑変性症例の眼底写真と視野解析結果
眼底検査にて、中心窩に網膜出血と脈絡膜新生血管を認める(a)。静的視野検査では、中心暗点を認める(b)。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)
視野異常診断フローチャート
視覚路のいずれかの障害部位に応じて特有(狭窄、暗点、半盲)の視覚欠損が生じる。
出典
1:
橋本茂樹先生ご提供(橋本茂樹,松本長太(共著):『今日の臨床サポート』「視野異常」2013年3月)