i-Design
波面収差を測定する器械。
波面収差解析ができる角膜トポグラフィ。LASIK・PRKの術前検査に用いられ、すべての収差を手術で削るとどのような角膜になるかが、視覚的に理解できる。これで実際の入力データもつくる。
眼精疲労の原因検索としても、高次収差の量で眼精疲労の継続的変化を追うことができる。
出典
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エイエムオー・ジャパン株式会社提供
多焦点眼内レンズ(回折型PanOptixⓇ加入度数+3D)
遠方と中間、近方に3つの焦点のある三重焦点眼内レンズ
先定医療の使用できる、回折型の多焦点眼内レンズ。現在、角膜乱視の矯正できるPanOptixⓇ Toric IOL+3.0Dが使用されている。
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日本アルコン提供
Intralase FS60
角膜のフラップ作成あるいは角膜移植の角膜切開に用いるフェムトセカンドレーザー
フェムトセカンドレーザーによる角膜内のディスラプションにより、周囲の組織に熱や衝撃を与えることなく高度に焦点を絞ったレーザーパルス波が分子レベルで組織を分離する。
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AMO社提供
アイレーシック(I-LASIK)
すべてをレーザーで行う一連のLASIKの器械。左からウェーブフロントアナライザー、IntralaseFS60、VISX STAR S4 IR
アイレーシックは、すべてレーザーを使用したレーシックである。度数および収差を赤外線レーザーで測定し、フェムトセカンドレーザーでフラップを作り、エキシマレーザーにて角膜を最適な状態に切除する。将来的には、収差の疲労を減少させることができる可能性がある。
出典
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AMO社提供
AcuFocus Corneal Inlay
老視を矯正するピンホール(LASIK後のフラップ下あるいは角膜ポケット内に挿入)
フラップ下に直径3.8mmのリングに1.6mmの穴が開いている。ピンホール効果で明視距離を伸ばす方法。5µの厚みの黒いフィルムに多数の小さな穴が開いていて、光量を確保する。ただ、60歳以上で老眼矯正効果がなくなる。
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KAMRA社提供
多焦点眼内レンズの焦点深度曲線
ReSTORⓇ+3Dと+4Dの焦点深度曲線の差と全距離視力
加入度数+4Dであると、遠くと33cmはよくみえるが、40~100cmの距離の見え方が落ちる。+3D加入だと、33cmの見え方は落ちるが40~100cmの見え方がよくなる。
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著者提供
遠視
遠視の遠方視の焦点
遠視は遠くの物が網膜より後方にピントがあるが、調節力があれば網膜上にピントを合わせることが可能である。ただ、調節力が低下している場合は、眼精疲労の原因になる。
LASIKで少し遠視にすると裸眼で2.0以上の視力が出る場合がある。しかし、過度の調節で眼精疲労を起こす場合があるので、決して遠視にしないことが必要である。
近視と正視の遠方視の焦点
a:近視。網膜前に焦点(近視は網膜より前にピントがあるが、遠くをみているときに水晶体が一番薄いときであり、網膜上にピントを合わせることはできない。)
b:正視。網膜上に焦点(正視は遠くの物が網膜上にピントが合う状態で、無調節で遠くがみえるため疲労が少ない。)
OPD-Scan
眼球の全収差を測定するトポグラフィ
全収差=角膜収差+水晶体収差である。OPDスキャンは全収差が測定できる。TMSは角膜のみの収差が測定できるので全収差-角膜収差で水晶体収差が計算できる。
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1:
著者提供
VISX waveScan トポグラフィ
手術前後の収差測定解析装置
各種手術前の全収差が測定でき、継続的に比較できる。ただ、この収差はできるだけ瞳孔径と同じ大きさに揃える必要がある。
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著者提供
Oculus Pentacam
Scheimpflugカメラを用いた前眼部OCTと角膜形状解析装置を兼ね備えている。
角膜の全面だけでなく、後面の詳細な屈折力を測定できる機器である。前眼部OCTとトポグラフィの2つの要素を持っている。
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著者提供
TMS角膜収差解析装置
角膜の収差だけを測定するトポグラフィ
円錐角膜の詳細な解析が可能、角膜のみの収差が測定できるトポグラフィ
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著者提供
OPDの角膜形状マップとPSF
左眼の角膜高次収差と収差の見え方を3次元的に現すpoint spread function
ポイントスプレンドファンクションは、視覚的に眼精疲労を表現できる装置。患者の見え方に似ている眼精疲労のパターンが表現できる可能性がある。
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Lentis Mplus toric
乱視矯正用屈折型多焦点眼内レンズ
現在、唯一乱視も矯正できる屈折型扇状多焦点眼内レンズ。球面度数と乱視度数が、0.01 diopter刻み、乱視軸は1度刻み、完全オーダーメイドの眼内レンズである。
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0.7の視能域の矯正視距離による差
500cm矯正眼鏡と40cm矯正眼鏡で0.7が見えない範囲がある。
a:視力0.7の視能域(遠近両用眼鏡の場合、視力0.7がみれる範囲には、50歳未満は全距離可能であるものの、50歳以上では、0.7がみえない中間距離がある。)
b:調節力と眼鏡との関係(調節力が2.0以上あれば2重焦点の眼鏡で全距離視認できる。調節力1.00であれば3重焦点でも視認できない範囲がある。
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画面とOAフィルター
画面上に映り込んだグレアとグレア除去フィルター
グレア除去フィルターは、入射および反射で二度フィルターを通過するため、グレアは2回減衰する。一方、モニター光は一度しか通過しないためコントラストが強くなる。
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眼精疲労に対する自己検診表
合計点数がマイナス4点以上の場合、自己管理で問題ないかどうかチェック。-5点以上は病的眼精疲労の可能性があり、眼科専門医受診のこと。
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