眼窩先端部症候群のMRI所見
右の眼窩先端部に真菌感染による混濁がみられ(a)、海綿静脈洞にも病変が及び、腫大している(b)。
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悪性リンパ腫
a:結膜悪性リンパ腫は、「サーモンピンク」様の色調を呈する病変が特徴的である。
b:両側性の眼窩内悪性リンパ腫が上眼瞼皮下にまで進展し、腫瘤を形成している。
c:眼窩内悪性リンパ腫のMRI所見。病変の境界は比較的鮮明で、moldingと呼ばれる進展様式を示す。
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眼窩海綿状血管腫
T2強調画像のMRI水平断。境界鮮明で高信号の病変が筋円錐内にみられる。
出典
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Bradley: Neurology in Clinical Practice, 5th ed. Butterworth-Heinemann. Elsevier, 2007
皮様嚢腫
a:左の眉毛外側にドーム状の隆起性病変がみられる。
b:CT所見。被膜を持つ嚢胞性病変が眼瞼皮下にみられる(矢印)。
c:眼窩内の深部にも発症することがある。
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甲状腺眼症
両側の下直筋、内直筋および上直筋の肥厚がみられる。
a:CTの水平断
b:CTの冠状断
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甲状腺眼症
両上眼瞼、特に右側の腫脹およびDalrymple徴候(眼瞼後退:lid retraction)がみられる(a)。下方視ではGraefe徴候 (lid lag)がみられる(b)。
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内頚動脈海綿静脈洞瘻
a:球結膜の血管拡張がみられる。
b:MRI検査では、血流異常を反映するflow voidが左海綿静脈洞内にみられる。
c:MRA検査では、左内頚動脈から海綿静脈洞に向かう異常血流がみられる。
d:内頚動脈海綿静脈洞瘻では上眼静脈の拡張を認める。左側の上眼静脈の著明な拡張がみられる(矢印)。
e:頚動脈造影検査では、海綿静脈洞と左上眼静脈の早期の造影がみられる(矢印)。
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a~c:著者提供
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d、e:Adam: Grainger & Allison's Diagnostic Radiology, 5th ed.Figure 61.12Post-traumatic high flow carotico-cavernous fistula.
副鼻腔疾患
a、b:上顎洞・篩骨洞扁平上皮癌。原発巣から骨を破壊して眼窩内に進展している。
c:篩骨洞膿嚢胞
d:上顎洞・篩骨洞・前頭洞膿嚢胞。眼窩内への進展がみられる。
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眼窩静脈瘤
a:仰臥位で撮影した造影CT
b:腹臥位で撮影した造影CT。腹臥位になると左眼窩外側に巨大な静脈瘤が描出される。
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眼窩異常の診断フローチャート
眼窩異常の診断のフローチャート
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