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咽頭痛

概要・推奨

病態
  1. 咽頭痛は外来診療で最も頻繁に接する症状の1つであり、原因の大部分は感染症である。
  1. 見逃すと生命に危険を及ぼす喉頭蓋炎、扁桃周囲膿瘍、頚部の膿瘍の除外が重要である。
  1. A群β溶連菌感染の割合は10~15%だが、抗菌薬の処方割合は70%に上り、過剰投与が問題である。Centorスコア(発熱、前頚部リンパ節腫脹、咳なし、扁桃炎)で2点以上の場合、溶連菌迅速診断キットを考慮する。陽性であれば、溶連菌と確定し、ペニシリン系抗菌薬を10日間投与する。抗菌薬の投与は、症状の早期寛解、周囲への感染予防、膿瘍形成など重症化の予防、リウマチ熱の予防に効果がある。陰性の場合は抗菌薬を投与しない。
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