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帯状疱疹(感染症科)

概要・推奨

  1. 帯状疱疹とは、脊髄後根神経節に潜伏感染した水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化により、デルマトームに沿った痛みを伴う水疱を発症する皮膚疾患である。
  1. 疾患の頻度は高く、特に65歳以上の年齢では頻度が3倍以上に上昇することが知られている。
  1. 症状はデルマトームに沿った特徴的な皮疹と痛みがみられる。皮疹は通常癒合傾向と発赤を伴う丘疹として発症し、時間経過とともに水疱が出現した後に痂皮を形成しながら治癒する。重症度によっては発赤が軽微であることや水疱が出現しないこともある。免疫抑制状態にある患者では、複数のデルマトームにわたって発症することや、皮疹が典型的ではないこともあり他疾患との鑑別が重要である。
  1. 感染性のある水泡内容物により、空気感染・飛沫感染・接触感染を起こすが、皮疹が痂皮化すれば感染力はない。
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