今日の臨床サポート

    • 検索結果

医科第2章 特掲診療料第9部 処置第1節 処置料(一般処置) > J039 血 漿 交換療法(1日につき)

J039 血 漿 交換療法(1日につき)

  1. J039 血 漿 交換療法(1日につき)
    4,200点

注 血 漿 交換療法を夜間に開始し、午前0時以降に終了した場合は、1日として算定する。

通知

(1) 血漿交換療法は、多発性骨髄腫、マクログロブリン血症、劇症肝炎、薬物中毒、重症筋 無力症、悪性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、血栓性血小板減少性紫斑病、重度 血液型不適合妊娠、術後肝不全、急性肝不全、多発性硬化症、慢性炎症性脱髄性多発根神 経炎、ギラン・バレー症候群、天疱瘡、類天疱瘡、巣状糸球体硬化症、抗糸球体基底膜抗 体(抗GBM抗体)型急速進行性糸球体腎炎、抗白血球細胞質抗体(ANCA)型急速進 行性糸球体腎炎、溶血性尿毒症症候群、家族性高コレステロール血症、閉塞性動脈硬化症、 中毒性表皮壊死症、川崎病、スティーヴンス・ジョンソン症候群若しくはインヒビターを 有する血友病の患者、ABO血液型不適合間若しくは抗リンパ球抗体陽性の同種腎移植、 ABO血液型不適合間若しくは抗リンパ球抗体陽性の同種肝移植又は慢性C型ウイルス肝 炎の患者に対して、遠心分離法等により血漿と血漿以外とを分離し、二重濾過法、血漿吸 着法等により有害物質等を除去する療法(血漿浄化法)を行った場合に算定できるもので あり、必ずしも血漿補充を要しない。

(2) 当該療法の対象となる多発性骨髄腫、マクログロブリン血症の実施回数は、一連につき 週1回を限度として3月間に限って算定する。

(3) 当該療法の対象となる劇症肝炎については、ビリルビン及び胆汁酸の除去を目的に行わ

れる場合であり、当該療法の実施回数は、一連につき概ね 10 回を限度として算定する。

(4) 当該療法の対象となる薬物中毒の実施回数は、一連につき概ね8回を限度として算定す る。

(5) 当該療法の対象となる重症筋無力症については、発病後5年以内で重篤な症状悪化傾向 のある場合、又は胸腺摘出術や副腎皮質ホルモン剤に対して十分奏効しない場合に限り、 当該療法の実施回数は、一連につき月7回を限度として3月間に限って算定する。

(6) 当該療法の対象となる悪性関節リウマチについては、都道府県知事によって特定疾患医 療受給者と認められた者であって、血管炎により高度の関節外症状(難治性下腿潰瘍、多 発性神経炎及び腸間膜動脈血栓症による下血等)を呈し、従来の治療法では効果の得られ

ない者に限り、当該療法の実施回数は、週1回を限度として算定する。

(7) 当該療法の対象となる全身性エリテマトーデスについては、次のいずれにも該当する者 に限り、当該療法の実施回数は、月4回を限度として算定する。なお、測定した血清補体 価、補体蛋白の値又は抗DNA抗体の値を診療録に記載する。

ア 都道府県知事によって特定疾患医療受給者と認められた者

イ 血清補体価(CH50)の値が 20 単位以下、補体蛋白(C)の値が 40mg/dL以下及び 抗DNA抗体の値が著しく高く、ステロイド療法が無効又は臨床的に不適当な者

ウ 急速進行性糸球体腎炎(RPGN)又は中枢神経性ループス(CNSループス)と診 断された者

(8) 当該療法の対象となる血栓性血小板減少性紫斑病の患者に実施する場合は、当該療法の 開始後1月を上限として、原則として血小板数が 15 万/μL 以上となった日の2日後まで算 定できる。ただし、血小板数が 15 万/μL 以上となった後1月以内に血栓性血小板減少性紫 斑病が再燃した場合等、医学的な必要性により別途実施する場合には、診療録及び診療報 酬明細書の摘要欄にその理由及び医学的な必要性を記載すること。

(9) 当該療法の対象となる重度血液型不適合妊娠とは、Rh式血液型不適合妊娠による胎内

胎児仮死又は新生児黄疸の既往があり、かつ、間接クームス試験が妊娠 20 週未満にあって

は 64 倍以上、妊娠 20 週以上にあっては 128 倍以上であるものをいう。

(10) 当該療法の対象となる術後肝不全については、手術後に発症した肝障害(外科的閉塞性 機序によるものを除く。)のうち次のいずれにも該当する場合に限り、当該療法の実施回 数は、一連につき概ね7回を限度として算定する。

ア 総ビリルビン値が5mg/dL以上で、かつ、持続的に上昇を認める場合

イ へパプラスチンテスト(HPT)40%以下又は Coma Grade Ⅱ以上の条件のうち2項目 以上を有する場合

(11) 当該療法の対象となる急性肝不全については、プロトロンビン時間、昏睡の程度、総ビ リルビン及びヘパプラスチンテスト等の所見から劇症肝炎又は術後肝不全と同程度の重症 度を呈するものと判断できる場合に限り、当該療法の実施回数は、一連につき概ね7回を 限度として算定する。

(12) 当該療法の対象となる多発性硬化症、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の実施回数は、一 連につき月7回を限度として3月間に限って算定する。

(13) 当該療法の対象となるギラン・バレー症候群については、Hughes の重症度分類で4度以 上の場合に限り、当該療法の実施回数は、一連につき月7回を限度として、3月間に限っ て算定する。

(14) 当該療法の対象となる天疱瘡、類天疱瘡については、診察及び検査の結果、診断の確定 したもののうち他の治療法で難治性のもの又は合併症や副作用でステロイドの大量投与が できないものに限り、当該療法の実施回数は、一連につき週2回を限度として、3月間に 限って算定する。ただし、3月間治療を行った後であっても重症度が中等度以上(厚生省 特定疾患調査研究班の天疱瘡スコア)の天疱瘡の患者については、さらに3月間に限って 算定する。

(15) 当該療法の対象となる巣状糸球体硬化症は、従来の薬物療法では効果が得られず、ネフ ローゼ状態を持続し、血清コレステロール値が 250mg/dL以下に下がらない場合であり、当

該療法の実施回数は、一連につき3月間に限って 12 回を限度として算定する。

(16) 当該療法の対象となる抗糸球体基底膜抗体(抗GBM抗体)型急速進行性糸球体腎炎は、 急速進行性糸球体腎炎(RPGN)と診断された患者のうち、抗糸球体基底膜抗体(抗G BM抗体)が陽性であった患者について、一連につき2クールを限度として行い、1クー ル(2週間に限る。)につき7回を限度として算定する。

(17) 当該療法の対象となる家族性高コレステロール血症については、次のいずれかに該当す る者のうち、黄色腫を伴い、負荷心電図及び血管撮影により冠状動脈硬化が明らかな場合 であり、維持療法としての当該療法の実施回数は週1回を限度として算定する。

ア 空腹時定常状態の血清LDLコレステロール値が 370mg/dLを超えるホモ接合体の者

イ 薬物療法を行っても血清LDLコレステロール値が 170mg/dL以下に下がらないヘテロ 接合体の者

(18) 当該療法の対象となる閉塞性動脈硬化症については、次のいずれにも該当する者に限り、

当該療法の実施回数は、一連につき3月間に限って 10 回を限度として算定する。

ア フォンテイン分類Ⅱ度以上の症状を呈する者

イ 薬物療法で血中総コレステロール値 220mg/dL又はLDLコレステロール値 140mg/dL 以下に下がらない高コレステロール血症の者

ウ 膝窩動脈以下の閉塞又は広範な閉塞部位を有する等外科的治療が困難で、かつ従来の 薬物療法では十分な効果を得られない者

(19) 当該療法の対象となる中毒性表皮壊死症又はスティーヴンス・ジョンソン症候群の実施回 数は、一連につき8回を限度として算定する。

(20) 当該療法の対象となるインヒビターを有する血友病は、インヒビター力価が5ベセスダ 単位以上の場合に限り算定する。

(21) 当該療法の対象となる同種腎移植又は同種肝移植は、二重濾過法により、ABO血液型不 適合間の同種腎移植若しくは同種肝移植を実施する場合又はリンパ球抗体陽性の同種腎移 植若しくは同種肝移植を実施する場合に限り、当該療法の実施回数は一連につき術前は4 回を限度とし、術後は2回を限度として算定する。

(22) 当該療法の対象となる慢性C型ウイルス肝炎は、セログループ 1(ジェノタイプⅡ( l b))型であり、直近のインターフェロン療法を施行した後、血液中の HCV RNA 量が 100KIU

/mL 以上のものとする。なお、当該療法の実施回数は、直近のインターフェロン療法より、 5回を限度として算定する(ただしインターフェロン療法に先行して当該療法を行った場 合に限る。)。

(23) 当該療法の対象となる川崎病は、免疫グロブリン療法、ステロイドパルス療法又は好中球 エラスターゼ阻害薬投与療法が無効な場合又は適応とならない場合に限り、一連につき6 回を限度として算定する。

(24) 当該療法の対象となる溶血性尿毒症症候群の実施回数は一連につき 21 回を限度として算 定する。

(25) 当該療法の対象となる抗白血球細胞質抗体(ANCA)型急速進行性糸球体腎炎は、急 速進行性糸球体腎炎(RPGN)と診断された患者のうち、抗白血球細胞質抗体(ANC A)が陽性であった患者について、一連につき2クールを限度として行い、1クール(2 週間に限る。)につき7回を限度として算定する。

(26) 血漿交換療法を行う回数は、個々の症例に応じて臨床症状の改善状況、諸検査の結果の 評価等を勘案した妥当適切な範囲であること。

(27) 本療法を実施した場合は、診療報酬明細書の摘要欄に一連の当該療法の初回実施日及び 初回からの通算実施回数(当該月に実施されたものも含む。)を記載する。

(28) 血漿交換療法を夜間に開始した場合とは、午後6時以降に開始した場合をいい、終了した 時間が午前0時以降であっても、1日として算定する。ただし、夜間に血漿交換療法を開始 し、12 時間以上継続して行った場合は、2日として算定する。

戻る

さらなるご利用にはご登録が必要です。

こちらよりご契約または優待日間無料トライアルお申込みをお願いします。

(※トライアルご登録は1名様につき、一度となります)


ご契約の場合はご招待された方だけのご優待特典があります。

以下の優待コードを入力いただくと、

契約期間が通常12ヵ月のところ、14ヵ月ご利用いただけます。

優待コード: (利用期限:まで)

ご契約はこちらから