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転移性骨腫瘍

著者: 末松篤樹 名古屋第二赤十字病院 総合内科

監修: 野口善令 名古屋第二赤十字病院

著者校正済:2019/03/22
現在監修レビュー中

参考ガイドライン:
  1. 日本臨床腫瘍学会:骨転移診療ガイドライン. 南江堂、2015
  1. 日本放射線腫瘍学会編:放射線治療計画ガイドライン2016年版.金原出版、2016;359-362

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概要・推奨  

  1. 骨転移が悪性腫瘍の最初の症候であった症例において、原発巣は肺、前立腺、乳房、肝臓の頻度が高い。
  1. 骨転移の部位は椎骨、骨盤、大腿骨、肋骨の順に多い。
  1. 原発が不明、または画像所見で良性/悪性の区別が困難であれば、積極的に骨生検を考慮する(推奨度1)
  1. 原発不明の骨転移では骨生検が推奨されるが、骨生検のみでは診断に至らないことが多く、頻度の高い悪性腫瘍を中心としたX線写真、CT、骨シンチグラフィを併用する必要がある(推奨度1)
  1. 切迫骨折や病的骨折を認める場合は緊急対応が必要となる(推奨度1)。
  1. 重度の高Ca血症を認める場合は緊急対応が必要となる(推奨度1)。
  1. ビスホスホネート製剤は、前立腺癌の骨転移による難治性の骨痛の治療や骨イベントの発生率を低下させるため、使用が勧められる(推奨度1)
  1. 骨転移のある乳癌患者に対するビスホスホネート製剤やデノスマブの使用は、骨関連イベントへ発展するリスクを低下させるため、勧められる(推奨度1)
  1. 原発巣にかかわらず、ビスホスホネート製剤は骨転移による骨痛の軽減に有効であり、鎮痛薬や放射線治療の治療効果が不十分な場合に勧められる。ただし、即効性はない(推奨度1)
  1. 骨転移に対する放射線治療において、単回照射と分割照射は同等の疼痛緩和効果が期待できる(推奨度1)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 骨転移診療ガイドライン(2015)に基づき、デノスマブの記載を追加した。
  1. 緊急対応が必要な場合についての記載を追加した。

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