呼吸機能検査の解釈,用語解説

著者: 城大祐 東京大学 呼吸器内科

監修: 今井靖 自治医科大学 薬理学講座臨床薬理学部門・内科学講座循環器内科学部門

著者校正/監修レビュー済:2019/08/22
参考ガイドライン:
日本呼吸器学会肺生理専門委員会編:呼吸機能検査ガイドライン-スパイロメトリー、フローボリューム曲線、肺拡散能力-、メディカルレビュー社、2004.
呼気一酸化窒素(NO)測定ハンドブック作成委員会、日本呼吸器学会肺生理専門委員会編:呼気一酸化窒素(NO)測定ハンドブック、メディカルレビュー社、2018.
睡眠呼吸障害研究会編:成人の睡眠時無呼吸症候群 診断と治療のためのガイドライン、メディカルレビュー社、2005.

概要・推奨  

  1. 呼吸機能検査には、基本的なものとして、スパイロメトリー、フローボリューム曲線、肺拡散能力検査がある。
  1. そのほかに、肺気量分画、気道可逆性検査、ピークフローメーター、気道抵抗、気道過敏性検査、コンプライアンス、クロージングボリューム、運動負荷検査、血液ガス検査、経皮的酸素飽和度モニター、ポリソムノグラフィー、呼気NO測定が存在する。
  1. 被検者が感染性疾患に罹患しており、検査機器が汚染される可能性がある場合には、事前に対策が必要となる。特に肺結核に罹患している場合には検査を行わない。
  1. 肺疾患が疑われる場合や肺疾患の鑑別が必要な場合には、スパイロメトリー(推奨度1)、フローボリューム曲線(推奨度1)、肺拡散能力検査(推奨度2)が推奨される。
  1. 疑われる肺疾患、鑑別を要する肺疾患に応じて、さらなる精査を目的とした肺気量分画(推奨度2)、気道可逆性検査(推奨度2)、ピークフローメーター(推奨度2)、気道抵抗(推奨度2)、気道過敏性検査(推奨度3)、コンプライアンス(推奨度2)、クロージングボリューム(推奨度2)、運動負荷検査(推奨度2)、血液ガス検査(推奨度1)、経皮的酸素飽和度モニター(推奨度1)、ポリソムノグラフィー(推奨度1)、呼気NO測定(推奨度1)などを行うことが推奨される。
  1. 被検者が気道の感染性疾患に罹患しており、検査機器が汚染される可能性がある場合には、事前に対策が必要となる。特に肺結核に罹患している場合には検査を行わないことが推奨される(推奨度1
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
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(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 呼気一酸化窒素(NO)測定ハンドブックに基づき、記載の追加を行った。

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