薬物相互作用 :トップ    
監修: 金子周一 金沢大学大学院
牛島健太郎 藤村昭夫 自治医科大学 臨床薬理学部門

概要

ポイント:
  1. 薬物相互作用は、生じる部位によって分類されており、併用療法を行うときには薬物の臨床薬理学的特徴を考慮する必要がある。
  1. 近年、高齢化とともに複数の疾患を合併した患者が増え、それとともに多くの薬物を併用する機会も増えてきた。
  1. 一方、併用する薬物の数とともに有害反応の出現頻度も増加するが、これら多剤併用時の有害反応のうち約7%は薬物相互作用に基づくものとされている。
  1. 薬物相互作用は、血中薬物動態の変化を伴う薬物動態学的相互作用と血中薬物動態の変化を伴わない薬力学的相互作用に分けることができる。薬物動態学的相互作用は生じる部位(吸収、分布、代謝、排泄)によってさらに細分化されるが、これらのうちで代謝部位における相互作用が最も多い。
  1. 近年、多くの薬物が新たに臨床の場で用いられるようになったが、これらの薬物については代謝や排泄に関する臨床薬理学的特徴が明らかにされている。したがって、併用療法を実施するときには、それぞれの薬物の臨床薬理学的特徴を考慮に入れて、重篤な薬物相互作用を回避することが重要である。
 
相互作用とその各部位
  1. 吸収部位における相互作用
  1. 消化管内pHの変化 >詳細情報 
  1. 胃内容排泄速度の変化 >詳細情報 
  1. 複合体形成 >詳細情報 
  1. 腸内細菌叢の変化  >詳細情報 
  1. 分布部位における相互作用 >詳細情報 
  1. 代謝部位(チトクロームP450(CYP)など)での相互作用:代謝阻害 >詳細情報  (CYP3Aで代謝される薬物とCYP3Aを阻害する薬物…

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
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(詳細はこちらを参照)

CYP3A で代謝される薬物
CYP3A活性 を阻害する薬物
CYP3A 活性を誘導する薬物
肝細胞に存在する薬物トランスポーター
腎尿細管細胞に存在する有機アニオントランスポーター
腎尿細管細胞に存在する有機カチオントランスポーター
P糖蛋白を阻害する薬物の例
有害反応の危険性を増大させる薬力学的相互作用例
著者校正/監修レビュー済
2016/07/21


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