食道上皮性良性腫瘍 :トップ    
監修: 木下芳一 島根大学医学部附属病院
眞部紀明 川崎医科大学 検査診断学

概要

疾患のポイント:
  1. 食道上皮性良性腫瘍とは、文字通り食道上皮由来の良性腫瘍のことである。
 
診断:アルゴリズム >詳細情報 
  1. 上部消化管内視鏡検査と生検結果により、診断される。
  1. 食道の上皮性良性腫瘍は他の消化管と比較するとその頻度は低いが、線維性血管性ポリープ、腺腫、炎症性線維性ポリープ、乳頭腫が挙げられる。
  1. 食道線維性血管性ポリープの内視鏡画像・手術画像・切除標本
  1. 食道乳頭腫の内視鏡画像
 
治療:アルゴリズム >詳細情報 
  1. 線維性血管性ポリープ、炎症性線維性ポリープに関しては、嚥下困難感や嚥下時の違和感などの症状出現の原因や、貧血の原因となる場合に治療の対象となる。それ以外の場合は、1年後の経過観察とする。
  1. 乳頭腫の場合は、5mm未満の場合は経過観察されるが、5mm以上の場合は切除を予定する。 エビデンス 
  1. 腺腫の場合は、切除することが勧められるが、その周囲にバレット上皮があるかで治療方針が異なる。 エビデンス 
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

上皮性良性腫瘍を診断するための評価例
  1. 腫瘍の形態、色調、サイズの評価および生検組織を採取するために上部消化管内視鏡検査をオーダーする。
○ 生検を行ううえで禁忌がない場合には以下を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

初診時の食道上皮性良性腫瘍の診断と治療方針
著者校正/監修レビュー済
2016/05/13