上大静脈症候群 :トップ    
監修: 久保惠嗣 地方独立行政法人 長野県立病院機構
小泉知展 信州大学 医学部 包括的がん治療学教室

概要

疾患のポイント:
  1. 上大静脈症候群とは、上大静脈の閉塞や狭窄によって生じる上半身からの静脈血の還流障害により静脈圧の上昇を来し、頭部、顔面、上肢、頚部および上半身のうっ血・浮腫を来す症候群である。
 
診断: >詳細情報 
  1. 上肢、顔面の浮腫の存在、坐位での頚静脈の怒張、前胸部の表在静脈の怒張から本症候群を疑う。
  1. 胸部CTにて、上大静脈に圧迫や閉塞を確認することにより診断となる。
  1. 上大静脈症候群の画像:<図表>
  1. 頚静脈の怒張:<図表>
  1. 前胸壁の静脈怒張:<図表>
 
重症度・予後評価: >詳細情報 
  1. 喘鳴などの喉頭浮腫、頭痛や失神の有無などから重症度を把握する。
  1. 上大静脈症候群の重症度分類 (Yu JBらによる提案):<図表>
 
治療:アルゴリズム  >詳細情報 

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

上大静脈症候群の評価例
  1. 上大静脈症候群を来す悪性疾患を想起する。
  1. 画像的に胸部に異常所見の有無を検索する。
  1. 臓器障害、特に腎機能を測定する。
○ 上大静脈症候群の場合、下記の検査を行い、原因疾患を評価する。

追加情報ページへのリンク

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

上大静脈症候群の重症度に応じた治療選択(Yu JBらの提案)
上大静脈症候群を発症した肺癌患者
上大静脈症候群の重症度分類 (Yu JBらによる提案)
頚静脈の怒張
前胸壁の静脈怒張
上大静脈症候群の画像
著者校正/監修レビュー済
2016/09/02