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概要・推奨
- 小細胞肺癌は、非小細胞肺癌に比べ、化学療法と放射線療法に対する感受性が高いものの、腫瘍の増殖・進展速度が速く、多臓器への遠隔転移の頻度が高く、特に予後不良である。外科切除や放射線化学療法の適応とならない進展型小細胞肺癌は、現時点では有効な治療薬が限られる「難治癌」である。そのため、治療に伴う有害事象を上手くコントロールし使用可能な薬剤を適正量、適正なスケジュールで投与することが重要となる。薬物療法の概要は以下のとおりである。
- 進展型小細胞肺癌(PS 0-2、70 歳以下)にはシスプラチン+イリノテカン(PI)療法を行うよう推奨する。〔推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:A〕
- 進展型小細胞肺癌(PS 0-2、70 歳以下)にはシスプラチン+エトポシド(PE)療法を行うよう提案する。〔推奨の強さ:2、エビデンスの強さ:A〕
- 進展型小細胞肺癌(PS 0-2、71 歳以上)に対してシスプラチンの一括投与が可能な場合にはシスプラチン+エトポシド療法を行うよう推奨する。〔推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:B〕
- 進展型小細胞肺癌(PS 0-2、71 歳以上)に対してシスプラチンの一括投与が困難な場合にはカルボプラチン+エトポシド療法あるいはsplit PE 療法を行うよう推奨する。〔推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:C〕
- 進展型小細胞肺癌(PS 3)に対して、カルボプラチン+エトポシド療法あるいはsplit PE 療法を行うよう提案する。〔推奨の強さ:2、エビデンスの強さ:C〕
- 進展型小細胞肺癌(PS 4)に対して、薬物療法は行わないよう提案する。〔推奨の強さ:2、エビデンスの強さ:D〕
- 再発小細胞肺癌(sensitive relapse)に対してノギテカン単剤、シスプラチン+エトポシド+イリノテカン(PEI)療法、アムルビシン単剤を行うよう推奨する。〔推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:A〕
- 再発小細胞肺癌(refractory relapse)に対して、アムルビシン単剤を行うよう推奨する。〔推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:C〕
- 参照:推奨の強さとエビデンスは日本肺癌学会肺…
- 小細胞肺癌は、非小細胞肺癌に比べ、化学療法と放射線療法に対する感受性が高いものの、腫瘍の増殖・進展速度が速く、多臓器への遠隔転移の頻度が高く、特に予後不良である。外科切除や放射線化学療法の適応とならない進展型小細胞肺癌は、現時点では有効な治療薬が限られる「難治癌」である。そのため、治療に伴う有害事象を上手くコントロールし使用可能な薬剤を適正量、適正なスケジュールで投与することが重要となる。薬物療法の概要は以下のとおりである。
- 進展型小細胞肺癌(PS 0-2、70 歳以下)にはシスプラチン+イリノテカン(PI)療法を行うよう推奨する。〔推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:A〕
- 進展型小細胞肺癌(PS 0-2、70 歳以下)にはシスプラチン+エトポシド(PE)療法を行うよう提案する。〔推奨の強さ:2、エビデンスの強さ:A〕
- 進展型小細胞肺癌(PS 0-2、71 歳以上)に対してシスプラチンの一括投与が可能な場合にはシスプラチン+エトポシド療法を行うよう推奨する。〔推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:B〕
- 進展型小細胞肺癌(PS 0-2、71 歳以上)に対してシスプラチンの一括投与が困難な場合にはカルボプラチン+エトポシド療法あるいはsplit PE 療法を行うよう推奨する。〔推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:C〕
- 進展型小細胞肺癌(PS 3)に対して、カルボプラチン+エトポシド療法あるいはsplit PE 療法を行うよう提案する。〔推奨の強さ:2、エビデンスの強さ:C〕
- 進展型小細胞肺癌(PS 4)に対して、薬物療法は行わないよう提案する。〔推奨の強さ:2、エビデンスの強さ:D〕
- 再発小細胞肺癌(sensitive relapse)に対してノギテカン単剤、シスプラチン+エトポシド+イリノテカン(PEI)療法、アムルビシン単剤を行うよう推奨する。〔推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:A〕
- 再発小細胞肺癌(refractory relapse)に対して、アムルビシン単剤を行うよう推奨する。〔推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:C〕
- 参照:推奨の強さとエビデンスは日本肺癌学会肺…
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
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すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
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