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膵癌(化学療法)

著者: 古瀬純司 杏林大学医学部腫瘍内科学

監修: 下瀬川徹 みやぎ県南中核病院企業団

著者校正/監修レビュー済:2020/06/19
参考ガイドライン:
  1. 日本膵臓学会:膵癌診療ガイドライン 2019年版

概要・推奨  

  1. 膵癌の治療選択において、切除可能であれば、まず切除手術を検討する。
  1. 膵癌切除後の術後補助療法は、S-1が第一選択の治療であり、S-1の適応が難しい場合はゲムシタビン(GEM)が用いられる。また、切除可能膵癌の術前補助療法として、GEM+S-1を2サイクル(6週間)行うことで、全生存期間の延長が確認され、新たな推奨される治療となった。
  1. 切除不能膵癌に対する化学療法は、FOLFIRINOX療法とGEM+ナブパクリタキセル併用療法が第一選択として推奨されている。これらは有効性も高いが、副作用も強く発現する懸念がある。適切な適応と副作用対策が必要である。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 2020年3月、nanoliposomal irinotecan(一般名:イリノテカン塩酸塩水和物 リポソーム製剤)が「がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な膵がん」に適応が承認された。2020年6月に製造販売の開始が見込まれている。

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