航空機(新幹線)内での医療行為

著者: 田辺利朗 京都山城総合医療センター 消化器内科

監修: 志賀隆 国際医療福祉大学 医学部救急医学/国際医療福祉大学病院 救急医療部

著者校正/監修レビュー済:2020/03/05
参考ガイドライン:
  1. 国際航空運送協会(IATA):IATA medical manual 11th edition(June 2018)

概要・推奨  

  1. 世界的に民間航空機における乗客数、便数は年々、増加傾向にある。明確な数字として集計されているわけではないが、機内における医療イベント件数も増加している。
  1. 航空機内における急病人発生の際の愁訴として、意識障害が最多であるとの報告が多い。そのほか、消化器症状、呼吸器症状、けいれん、などが主な愁訴として上げられる。
  1. 航空会社は状況によって、地上サポートを利用することもできる。無線で地上の専門家(救急医など)による医療支援を受けることのできるサービスであり、治療介入が必要な場合は積極的に活用する。緊急着陸の判断など、重要な決定に関しては彼等の判断に委ねる。
  1. 客室の環境は、患者のバイタルサインや、それらの測定(判定)に影響する。 たとえば、フライト中、健常人でも酸素飽和度は約90%であるし、航空機の騒音は聴診器の有用性を制限することがある。
  1. 不慣れな環境下でのボランティアであることを忘れない。状況の「コントロール」ではなく、あくまで「サポート」に徹する。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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