今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 関川喜之 武蔵野赤十字病院 感染症科

監修: 上原由紀 順天堂大学医学部臨床検査医学科/総合診療科/微生物学

著者校正/監修レビュー済:2025/02/26
参考ガイドライン:
  1. Practice Guidelines for the Diagnosis and Management of Skin and Soft Tissue Infections: 2014 Update by the Infectious Diseases Society of America, Clinical Infectious Diseases 2014;59(2):147–59
  1. 2015 Infectious Diseases Society of America (IDSA) Clinical Practice Guidelines for the Diagnosis and Treatment of Native Vertebral Osteomyelitis in Adults, Clinical Infectious Diseases 2015;61(6):e26–46
  1. Official American Thoracic Society/Centers for Disease Control and Prevention/Infectious Diseases Society of America Clinical Practice Guidelines: Treatment of Drug-Susceptible Tuberculosis, Clinical Infectious Diseases 2016;63(7):e147–95
  1. 日本感染症学会/日本化学療法学会:JAID/JSC感染症治療ガイド2023
  1. 日本結核・非結核性抗酸菌症学会:結核診療ガイドライン2024
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 『結核診療ガイドライン2024』に従い、結核性脊椎炎の治療期間を6~9カ月間に変更した。
  1. 画像診断および膿瘍ドレナージに関するシステマティックレビューについて加筆した(Al-Khafaji MQ, et al. J Clin Med. 2024 May 29;13(11):3199.)。
  1. 片側性の腸腰筋膿瘍が多く、両側性はまれ(1~5%)と考えられていたが、最近では10%と報告がある。
  1. CTガイド下ドレナージの成功率は83.3%であるのに対して、超音波ガイド下ドレナージの成功率は33.3%と低い。
  1. 症例として、典型例と非典型例について画像を用いて解説した。

概要・推奨   

  1. 腸腰筋は大腰筋と腸骨筋、小腰筋から成り、同部位に膿瘍を形成する。
  1. 原発巣不明で血行性やリンパ管性に感染する原発性膿瘍(primary abscess)と隣接臓器より直達性に感染する続発性膿瘍(secondary abscess)に分類される。
  1. 起因微生物は Staphylococcus aureus が多い。
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  1. 原発性膿瘍もしくは化膿性脊椎炎に続発する場合の経験的治療は Staphylococcus aureus を念頭にセファゾリンもしくはバンコマイシンを検討する。特に、数カ月以内の抗菌薬使用や長期入院、透析、HIV、過去のMRSA検出歴、CVカテーテルやFoleyカテーテルなどデバイス留置、違法静注薬物使用、コンタクトスポーツ(ラグビーやサッカーなど)がある場合はMRSAを想定しバンコマイシンを使用する(推奨度2)
  1. 腹腔内臓器に続発する場合の経験的治療は Staphylococcus aureus に加えて腸内細菌目細菌と偏性嫌気性菌をカバーし、バンコマイシン+アンピシリン・スルバクタム or ピペラシリン・タゾバクタム or カルバペネム or セフトリアキソン+メトロニダゾールを検討する(推奨度2)
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
関川喜之 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:上原由紀 : 研究費・助成金など(花王(株))[2024年]

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腸腰筋膿瘍

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