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中原 保裕1) 『今日の臨床サポート』編集部2) 1)(有)ファーマシューティカルケア研究... 2)

概要

まとめ:
  1. 不眠症や手術中の麻酔に関して、非ベンゾジアゼピン系薬、ベンゾジアゼピン系薬(超短時間型、短時間型、中間型、長時間型、超長時間型)、メラトニン受容体作動薬、催眠薬、オレキシン受容体拮抗薬、臭化カリウム、臭化ナトリウム、自律神経調節薬、全身吸入麻酔薬、全身麻酔薬、バルビツール酸系薬などの薬剤が用いられる。
  1. 通常、不眠症に関しては非ベンゾジアゼピン系薬、ベンゾジアゼピン系薬(超短時間型、短時間型、中間型、長時間型、超長時間型)、メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬が用いられることが多い。
  1. 麻酔薬としては、全身吸入麻酔薬、全身麻酔薬、バルビツール酸系薬などが用いられることが多い。
 
不眠症:
  1. 不眠症は、プライマリケア医を受診する患者の約3割を占める、頻度の高い症状である。
  1. 不眠症の診断基準(ICSD-2)は以下の通りである。
  1. A:睡眠の質や維持に関する訴えがある。(入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害)
  1. B:十分な睡眠環境が整っている。
  1. C:以下の日中の機能障害が最低1つみられる。
  1. ①倦怠感
  1. ②注意力・集中力・記憶力の低下
  1. ③社会的機能の低下
  1. ④気分の障害あるいは焦燥感
  1. ⑤日中の眠気
  1. ⑥活気の低下
  1. ⑦仕事中・運転中のミスや事故の危険
  1. ⑧睡眠不足に伴う緊張・頭痛・消化器症状
  1. ⑨睡眠に関する不安
  1. 不眠はまず、一次性(原発性)不眠と、ほかに原因となる併存疾患のある二次性(併存)不眠に分類される。不眠症患者の85%で内科疾患を合併し、27~45%で精神疾患を合併していたという報告もあり、二次性の頻度は高く、二次性の原因となる疾患を除外してはじめて、一次性不眠症との診断となる。
  1. 頻度の多い不眠症の原因疾患:
  1. うつ病(希死念慮を伴う)、不安障害、心不全、COPD/気管支喘息、睡眠時無呼吸症候群、薬剤性(例:β遮断薬、α刺激薬・遮断薬、利尿薬、脂質異常症治療薬、抗うつ薬[SSRI]、ステロイド、テオフィリン、甲状腺ホルモン、鎮静薬の離脱症状)、アルコール、慢性疼痛
  1. 重篤な不眠症の原因疾患:
  1. うつ病(希死念慮を伴う)、心不全
  1. 治療可能なまれな不眠症の原因疾患:

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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セロトニン受容体のタイプ
著者校正/監修レビュー済
2016/04/22