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肥満と肥満症

著者: 江崎治 前 国立国際医療研究センター 運動栄養肥満外来

監修: 野田光彦 国際医療福祉大学市川病院 糖尿病・代謝・内分泌内科

著者校正/監修レビュー済:2020/12/03
参考ガイドライン:
  1. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」策定検討会:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書

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概要・推奨  

  1. 日本人においては、過体重(BMI≧25)でなくても、過去の体重と糖尿病罹患との間に正の関連が認められる。
  1. 過去のBMIが高いと、癌と動脈硬化性疾患による死亡率が増加する。特に、動脈硬化性疾患による死亡率とは直線的な正の関連が認められた。一方、過去のBMIが低いと呼吸器疾患による死亡が増加し、直線的な負の関連が認められた。
  1. 運動を含む生活習慣により少なくとも7%の体重減少が維持できると、糖尿病罹患が58%予防される。
  1. 肥満者の摂食状態や嗜好を考慮し、炭水化物や脂質の摂取量を少なくする。この場合、食品の選択は、健康食である地中海食事(野菜、果物、魚、オリーブオイル、豆、未精製の穀類、ナッツ、種類が多く、肉類が少ない)やDASH食(1日4~5回の果物、4~5回の野菜、2~3回の低脂肪乳製品、25エネルギー%以下の脂質)を基本とする。
  1. 肥満/糖尿病患者で、食事療法や運動を行って体重を減少させても、総死亡率を減らすことはできなかったが、A1C、QOLや身体機能の改善は認められている。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 最近の栄養疫学の進歩を取り入れ、肥満者の食事指導の内容を刷新した。

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