全身性エリテマトーデス :トップ    
監修: 上阪等 医療法人社団 桐和会
三森経世 京都大学大学院医学研究科内科学講座臨床免疫学

概要

疾患のポイント:
  1. 全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus、SLE)は免疫異常を基盤として多彩な自己免疫現象を特徴とし、多臓器を障害する全身性炎症性疾患、自己免疫疾患である。
  1.  全身性エリテマトーデス腎障害 については別項目を参照にする。
  1. 全身性エリテマトーデスは、指定難病であり、SLEDAI スコア 4 点以上の場合などは、申請し認定されると医療費の自己負担分の一部が公費負担として助成される。([平成27年1月施行])
  1.  難病法に基づく医療費助成制度 
 
診断:アルゴリズム  >詳細情報 
  1. 診断は、1997年改訂米国リウマチ学会によるSLE分類基準、または2012年SLICCによるSLE分類基準による。 エビデンス 
  1. 発熱などの全身症状、紅斑、光線過敏症、関節炎、精神症状、蛋白尿、血球減少症などを含む多彩な症状、抗核抗体陽性を認めたらSLEを疑う。特に頬部紅斑(蝶型紅斑)など特徴的皮疹は診断上重要である。
  1. 自己免疫異常のないSLEはない。未治療で活動性があり抗核抗体陰性の場合は、SLEの診断は疑わしい。また、抗核抗体陽性であっても、特異的自己抗体がすべて陰性の場合の診断は慎重にすべきである。
  1. SLE分類のための1997年改訂基準(米国リウマチ学会):<図表>
  1. SLE新分類基準(SLICC):<図表>

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

SLEの診断に必要な検査
  1. 初診時にSLEを疑う場合に必ず行うべき検査である。自己免疫異常と臓器病変の有無、および活動性をチェックする。
○ 診断目的で1)~10)を行う。

追加情報ページへのリンク

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

SLEの診断と初期治療のアルゴリズム
頬部紅斑
ディスコイド疹(円板状ループス)
口腔粘膜潰瘍
著者校正/監修レビュー済
2017/12/25


詳細ナビ