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急性単純性腎盂腎炎

著者: 速見浩士 鹿児島大学病院 血液浄化療法部

監修: 中川昌之 鹿児島大学

著者校正/監修レビュー済:2019/12/05
参考ガイドライン:

概要・推奨  

  1. 細菌の逆行性感染による腎盂および腎実質の非特異的炎症であり、性的活動期の女性に好発する。
  1. 外来治療可能な軽症例から、敗血症を伴うような重症例までが経験される。
  1. 発熱、全身倦怠感などの全身感染所見に加え、腰背部痛などの局所症状がある。
  1. 妊婦にも1~2%の頻度でみられ、妊娠時の合併症の中で重要なものの1つである
  1. 軽症~中等症例では、経口ニューキノロン系薬または経口セフェム系薬が推奨され(推奨度2)、中等症では重症例の標準的注射薬を使用することもできる。
  1. 重症例では第2世代以降のセフェム系注射薬が推奨される(推奨度2)。
  1. 治療開始から72時間経過後に、培養結果に基づいたdefinitive therapyに切り替えることが推奨される(推奨度2)。
  1. 点滴薬にて治療を開始した場合は、解熱、症状寛解から24時間後に経口抗菌薬に切り替え合計14日間治療を行うことが推奨される(推奨度2)。
  1. 画像上尿路の閉塞がある場合は、泌尿器科的ドレナージが推奨される(推奨度2)。
  1. 治療開始後72時間経過しても解熱をしない場合は、腹部CT検査を行うことが推奨される(推奨度2)。
  1. 治療困難例や再発を繰り返す場合は、尿路基礎疾患の検索のために泌尿器科専門医への受診が推奨される(推奨度2)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った(変更なし)。

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