振戦 :トップ    
監修: 高橋裕秀 みどり野リハビリテーション病院
大熊泰之 順天堂大学 脳神経内科

概要

疾患のポイント:
  1. 振戦とは、おおむね2~12Hzくらいの規則的な反復する不随意運動が、身体の1カ所または何カ所かにみられる状態である。
 
振戦の種類:
  1. 姿勢時振戦
  1. このような姿勢で指先に生じる。一定の姿勢を保つときに激しく振戦を生じる場合がある。
  1. 動作時振戦
  1. 動作時振戦(狭義の)または運動時振戦
  1. 企図振戦
  1. 動作時/運動時振戦の中で、特に目標に向かうとき増強するもの。
  1. 動作時振戦のイメージ:<図表>
 
診断へのアプローチ: >詳細情報 
  1. 振戦の診断においては、問診と視診が最も大切である。
  1. 成人における慢性振戦の原因で多いのは、本態性振戦、パーキンソン病による振戦、生理的振戦の増強、薬剤性、代謝性疾患に伴う振戦、などである。また、振戦が急性に生じる場合は、代謝性、薬剤性、心因性が多い。
  1. パーキンソン病における振戦は安静時振戦の代表で、本態性振戦は姿勢保持時振戦の代表である。
  1. 振戦鑑別のためのフローチャート(1):アルゴリズム
  1. 振戦鑑別のためのフローチャート(2):アルゴリズム
 
鑑別疾患:
  1. 頻度の高い疾患: >詳細情報 
  1. パーキンソン病、本態性振戦
  1. 重篤な疾患: …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

急性、亜急性に生じる振戦の評価例
  1. 振戦が急性、亜急性に生じる場合、代謝性、薬剤性の疾患を鑑別することが重要である。
○ 急性亜急性に振戦が生じた場合、1)~6)で代謝性の疾患を除外する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

振戦鑑別のためのフローチャート(1)
振戦鑑別のためのフローチャート
著者校正/監修レビュー済
2016/11/30