腹部血管雑音 :トップ    
監修: 大滝純司 北海道大学大学院
廣瀬由美 筑波メディカルセンター病院 総合診療科

概要

所見のポイント:
  1. 腹部血管雑音とは、腹部で聴取する、主に動脈性の雑音である。
 
緊急対応: >詳細情報 
  1. 腹部の血管雑音を呈する疾患で、緊急の対応が必要な疾患としては、大動脈瘤、動静脈瘻、肝炎などが挙げられる。これらの疾患を疑う場合は緊急の評価を行う。
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 健常者の無症候性の血管雑音以外は、比較的重篤な疾患による場合が多く、専門医の紹介が必要になることが多い。
 
診断へのアプローチ:(診察: >詳細情報 ・アルゴリズム:アルゴリズム
  1. 高血圧・肝疾患などの基礎疾患のない若年齢者の場合、収縮期の短い腹部血管雑音は、精査を必要としないが、高血圧や肝機能障害、体重減少など伴う場合は精査を行う。
  1. 高血圧のある場合は、腎血管性高血圧を除外する。
  1. また、肝機能障害、悪性腫瘍の既往のある場合は、原発性/転移性肝腫瘍、肝炎/肝硬変を除外する。
  1. 体重減少のある場合は、膵腫瘍などの悪性腫瘍を除外する。
  1. また、左上腹部で聴取する場合は、膵腫瘍、巨脾を除外する。
 
鑑別疾患:(鑑別疾患のリスト: 鑑別疾患 )
  1. 下記の疾患が頻度の高い疾患、重篤な疾患である。
  1. 頻度の高い疾患: >詳細情報 
  1. 良性血管雑音、腎血管性高血圧、肝腫瘍(原発・転移)
  1. 重篤な疾患: …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時の検査例
  1. 基礎疾患の有無や年齢を参考に、初期評価を行う。
○ 既往歴などを参考に下記を適宜行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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腹部血管雑音
著者校正/監修レビュー済
2016/07/21