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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • ○アレルギー性鼻炎
  • ○じん麻疹
  • ○湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、痒疹

用法・用量

  • 通常、成人にはエメダスチンフマル酸塩として1回1~2mgを1日2回、朝食後及び就寝前に経口投与する。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 長期ステロイド療法を受けている患者
本剤投与によりステロイドの減量を図る場合には十分な管理下で徐々に行うこと。
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 肝機能障害又はその既往歴のある患者
肝機能異常があらわれるおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠ラットにおいて胎児中への移行が認められている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。授乳期ラットにおいて乳汁中への移行が認められている。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
一般に生理機能が低下している。[7.参照]

8.重要な基本的注意

8.1 眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。更に、日常生活に支障がみられる場合があるので、本剤投与に際してはこのことを患者に十分説明しておくこと。
8.2 4mg/日投与は、2mg/日投与に比して高度の眠気を惹起する可能性が高いので留意すること。
8.3 本剤を季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。

14.適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
14.1.1 本剤は徐放性製剤であるため、薬剤をかみ砕かないで服用させること。
14.1.2 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

7.用法及び用量に関連する注意

高齢者では、副作用の発現に注意し、1回1mgから投与するなどの配慮をすること。[9.8参照]

16.薬物動態

16.1 血中濃度
16.1.1 単回投与
健康成人5例に本剤(エメダスチンフマル酸塩として2mg)を食後単回経口投与した場合、エメダスチンの最高血漿中濃度は1.26ng/mL、最高血漿中濃度到達時間は3.1時間、消失半減期は7.0時間であった。
16.1.2 反復投与
健康成人5例に本剤(エメダスチンフマル酸塩として2mg)を1日2回14日間反復経口投与した場合、血漿中濃度は5回目で定常状態に達し、定常状態における平均最低血漿中濃度は0.96ng/mL、平均最高血漿中濃度は1.87ng/mLであった。
16.2 吸収
ラットに経口投与された14C-エメダスチンフマル酸塩は小腸から速やかに、かつほぼ完全に吸収された。
16.3 分布
16.3.1 体組織への分布
ラットに経口投与された14C-エメダスチンフマル酸塩は特に肝臓及び腎臓に高い分布を認めたが、中枢系への移行は低かった。
16.3.2 血清蛋白結合率
ヒト血清に14C-エメダスチンフマル酸塩0.1μMを添加したin vitroの検討で、エメダスチンフマル酸塩の血清蛋白結合率は64.8%であった(平衡透析法)。
16.4 代謝
健康成人に経口投与したときのエメダスチンの主代謝経路はベンズイミダゾール環の水酸化とそれに引き続く抱合化であった。また、エメダスチンは主に肝臓において代謝された(ラット)。
16.5 排泄
健康成人5例に本剤(エメダスチンフマル酸塩として2mg)を食後単回経口投与した場合、投与後24時間までに尿中へ排泄された未変化体及び代謝物の合計は投与量の約44.1%であった。未変化体は投与量の3.6%を示した。なお尿中への排泄率は、ラットで約30%、モルモットで約40%、イヌで約70%であり、ラットにおいて胆汁中排泄及び腸肝循環が認められた。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
向精神薬
鎮静剤
催眠剤等
抗ヒスタミン剤
相互に作用を増強するおそれがある。本剤の中枢神経抑制作用により、作用が増強されると考えられる。
アルコール本剤の中枢神経系での副作用(主に眠気)を増強するおそれがある。本剤の中枢神経抑制作用により、作用が増強されると考えられる。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

5~10%未満0.1~5%未満0.1%未満頻度不明
精神神経系眠気倦怠・脱力感、頭痛・頭重感、頭がボーッとする、ふらつきしびれ感、耳鳴、こわばり、皮膚感覚異常舌のしびれ、一過性健忘
消化器口渇、腹痛悪心・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胃もたれ感、腹部膨満感、下痢、便秘
循環器動悸、血圧上昇
過敏症発疹、そう痒
血液白血球減少、血小板減少
肝臓AST上昇、ALT上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇総ビリルビン上昇、Al-P上昇、肝機能異常黄疸
腎臓尿蛋白、尿潜血、血尿、頻尿、尿量減少
眼のしょぼしょぼ感、眼痛
その他浮腫、苦味、鼻乾燥息苦しさ、月経異常、胸痛、ほてり

注)発現頻度は使用成績調査を含む。なお、男女別にみると女性の副作用症状発現率が高かった。

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